楽天のマーティ・キーナートGMがチーム戦力を分析。

2005/02/06 17:44 Written by コ○助

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沖縄・久米島でのキャンプ初日に訪れた報道陣が300人だったのに対し、ファンが100人程度しか訪れなかったことで「楽天人気はマスコミ人気?」などと書かれることもある楽天なりが、まあわざわざ久米島までキャンプを見に行くような熱狂的なファンが付いていないのは仕方がないなりよね。まだ実戦はおろか練習試合すら行ったことも無いような状態だし、参入1年目のキャンプ時点から猛烈な人気になっていたら、そのほうが不思議なりよ。注目されるのは当然としても、それと人気はまた別の話なり。

でも、楽天がマスコミから注目を集めるのも、2年、3年と続くわけでは無いので、そういう意味では1年目の今年から勝負の年になるなりよね。1年目で注目を集めている時期にある程度の成績を残してファンを付けないと、のちのち「マスコミ人気もない、ファンもいない」なんて悲惨な状態になる可能性も。兎にも角にも成績を残すことしか道は無いなりが、果たして1年目の今季はどの程度やれそうなのか。楽天のマーティ・キーナートGMが、チームの戦力分析を行っている記事が毎日新聞に出ているなりよ。評論家の分析はこれからいくらでも出てくると思うなりが、チーム編成のトップにいるGMがどう分析しているのかは、少し気になるところなりね。

まず、キーナートGMが今季の投手陣について語っているなりが、実際に楽天のローテーションに入ってくる投手がどのような面々なのか把握していない人も多いと思うので、参考までにキーナートGMの「勝ち星予想」と共に列挙してみると。

岩隈久志(近鉄)21勝(15勝2敗、防御率3.01)
一場靖弘(明治大学)11勝(新人)
ケビン・ホッジス(韓国・三星)15勝(9勝10敗、防御率4.24)
ゲーリー・ラス(韓国・斗山)15勝(17勝8敗、防御率2.60)
アーロン・マイエット(レッズ)15勝(主に3Aでプレー)
渡辺恒樹(NTT東日本)10勝(新人)
※勝ち星はGM予想。()内成績は昨季。

どう考えたらこんな楽天的な分析ができるのかと思ってしまうなりが、この先発6人衆だけで87勝もすると予想しているなりね(笑)。まあキーナートGMらしい、と言えばらしいなりが……。

冷静に考えれば、近鉄よりも打線の質が一枚も二枚も劣る楽天で岩隈投手に昨季以上の成績を期待するのは酷だろうし、新人の一場投手と渡辺投手は全くの未知数。ヤクルト時代の2002年に17勝8敗、防御率3.41でセ・リーグ最多勝に輝いたホッジス投手も、翌年の2003年には5勝9敗、防御率5.90の成績で解雇されているだけに、15勝もできるとは考えにくいところ。ラス投手は昨季は韓国の最多勝に輝いたなりが、巨人時代にはわずか3勝しか挙げられずに解雇されているだけに、やはり15勝は難しいような気が。また、中継ぎや抑えの投手陣が他球団よりも弱いことも併せて考えると、自ずと楽天が置かれている厳しい状況は見えてくるなりよね。

もちろん、パ・リーグを、球界全体を盛り上げるためにも楽天には頑張ってもらいたいところ。それだけに、あまりに楽観的なキーナートGMの発言が心配になってきてしまうなり(笑)。まあ単に煙幕を張っているだけなのかもしれないなりが……。オープン戦が始まるまであと1か月弱。果たして楽天はどれくらいの強さのチームになっているなりかね。実戦が始まるのが楽しみなり。

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