審判買収問題に揺れるドイツサッカー界。

2005/01/29 18:09 Written by

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こんにちは、親知らずの痛みもやっとおさまり、徐々に普通のものが食べられるようになってきたエアロプレインです。年初はいろいろな人に「げっそりしてるけど、なんか大変な病気?」と心配されまくりました。ご心配をおかけしました・・・。さて、今世界で最もげっそりしているのは?と問われたら、ひとりはおそらくドイツサッカー協会の面々でしょう。なんせ、W杯を目前に控えた今、審判買収疑惑に揺れているのですから・・・。

皆さんもご存知の通り、2006年のW杯はドイツで開催されます。アジア予選も来月から佳境を迎えるため、注目されている方も多いのではないでしょうか。そんなドイツサッカー界が、今激震しているのです。原因は、審判買収問題。高原所属するハンブルガーSVとパーダーボルンの試合を勤めたロベルト・ホイツァー氏は不正を認めており、今後の調査に注目が集まっています。なんせホイツァー氏自身が勝たせたチームに賭けていた疑いがあるそうで、言語道断な状況なのは間違いありません。

サッカーにおいて「審判の笛が偏っている」という話はよく聞かれます。「これはホームの笛だよな(ホームチームに有利なジャッジがされているよな)」なんて言葉は、実況解説などでも良く聞かれる言葉です。しかし、買収されていたとなると話は別。しかも該当する試合はトーナメント形式のカップ戦であったため、今後も尾を引くことは容易に想像できます。なんせ、パーダーボルンの勝利が正式なものとしてトーナメントは進んでしまっているし、その敗戦が(格下に負けたということで)監督解任の要因ともなっているからです。そして、おそらく何よりも大きいのがお金の問題。通常、トーナメント形式のカップ戦は勝てば勝つほど放映料が入るようになっています。正確なことはわかりませんが、おそらくドイツ杯もそうだったことでしょう。もしかしたらホイッツァー氏は、ハンブルガーから損害賠償も求められるかもしれませんね・・・。

そんなわけで、ドイツサッカー界は揺れています。W杯で不正が行われた日には、それはもう大変なことになるのは目に見えているからです。確証のなかった2002年の韓国の試合でさえ大変な話題となりました。果たして、ドイツは根が深そうなこの問題を解決できるのでしょうか?興奮と感動をもたらす「正しい」W杯が見れることを祈るばかりです・・・。

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