野茂英雄投手、デビルレイズとマイナー契約。

2005/01/28 14:43 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


一昨年に手術した右肩の状態が芳しくないまま突入した2004年シーズン。野茂投手は2002年、2003年と2年連続で16勝を挙げた実績を買われて開幕投手に選ばれたものの、開幕から閉幕までピリッとした投球をすることができず、4勝11敗、防御率8.25と惨憺たる成績に終わってしまったなりよね。野茂投手は今オフにフリーエージェントになったなりが、この成績を受けてドジャースは契約を延長しないことを決定。年俸調停を申請しなかったため、野茂投手はドジャースを退団し、新天地を求めて交渉を続けていたなりね。

ただ、36歳という年齢と高年俸、それに昨年の成績があまりに酷かったことも逆風となり、各球団との交渉は難航。たびたび「数球団からオファー」という情報が流れながらも、なかなか移籍先が決まらずに1月下旬になってしまったなり。

キャンプインの時期も迫ってきているし、どうなることやらと思っていたなりが、ようやくデビルレイズと交渉がまとまったようなりよ。これでひとまず今季もアメリカで無事にプレーできる見通しとなったなり。でも、契約内容はメジャー契約ではなくマイナー契約。今春のキャンプには招待選手で参加し、メジャー契約をするかどうかがテストされるなりね。強気な交渉で知られる野茂投手がマイナー契約を受け入れなければならなかったというあたりにも、現在置かれている立場の厳しさが現れているのかもしれないなり。

野茂投手は近鉄から1995年にドジャースに入団。以降、メッツ、ブルワーズ、タイガース、レッドソックスと渡り、2002年から再びドジャースに復帰していたなりね。なので、今季から移籍することが決まったデビルレイズは通算6球団目(延べ7球団目)となるなり。移籍を繰り返すのはメジャーではごくごく普通のことなりが、これだけの球団を渡り歩いている日本人メジャーリーガーは野茂投手のみ。まだまだ開拓者として道を突き進む野茂投手、素敵なり。

デビルレイズはこれまで日本人選手が所属したことが無い球団なので、日本ではなじみの薄い球団ではあるなりが、1998年に新設された、まだ歴史の浅いチームなりよ。球団創設から6年連続で最下位となり、昨年はようやく4位になったものの、所属するア・リーグ東地区ではややお荷物的な扱いになっている球団なりね。ちなみに、ア・リーグ東地区にはヤンキースとレッドソックスが2強として君臨、デビルレイズが優勝を目指すのは、ちょっと厳しい状況なり。まあ、その分野茂投手にとってはメジャー契約を掴むチャンスが多い球団とも言えそうなりね。

けがの状態がどの程度回復しているのかは定かでは無いなりが、それさえ完治していればまだまだ野茂投手は活躍できると信じているなりよ。マイナー契約で挑むデビルレイズで結果が残せなければ、「引退」の二文字も近づいてきてしまうだけに、春季キャンプではなんとかメジャー契約を掴めるよう、頑張って欲しいなりね。今季も、メジャーでの快投を見ることができますように。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.