「ゲゲゲの鬼太郎」が初の実写映画化、2006年公開へ。

2005/01/27 16:31 Written by コ○助

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水木しげるの名作にして国民的な作品でもある「ゲゲゲの鬼太郎」なりが、過去に2回だけ実写化されたことがあるなり。初めて実写になったのは1985年、フジテレビ系の「月曜ドラマランド」の枠で放送されたもの。鬼太郎には六浦誠、砂かけばばあに由利徹、ねずみ男に竹中直人、子泣きじじいに赤星昇一郎らが扮し、目玉の親父は人形で登場。「宇宙刑事ギャバン」や「宇宙刑事シャイダー」など、「宇宙刑事シリーズ」の小林義明監督が手がけたカルト作品として、今なお語りぐさとなっているなりね。

2度目の実写化は1987年、今度はテレビ放送ではなく、Vシネマとして製作されたなり。タイトルは「妖怪奇伝ゲゲゲの鬼太郎 魔笛エロイムエッサイム」。最初の実写版を手がけた小林義明監督が再びメガホンを執った第2弾だったなりが、キャストは総入れ替えされており、全く別の作品といった趣なりね。鬼太郎には和田求由、砂かけばばあに奥村公延、ねずみ男にうえだ峻、子泣きじじいに不破万作といった渋い面々が扮していたなりが、ほかにも若かりし頃の若林麻由美や余貴美子も出演、さらに原作者の水木しげるや悪魔くんまで登場するなど、なんだか賑やかな作品だったようなり。

そして今回、松竹が発表した2005年度の映画ラインアップに、3度目の実写化となる「ゲゲゲの鬼太郎」の名前があったなり。劇場公開される映画になるという意味では、初の試みとなるなりね。まだ具体的なキャストは選定中のようなりが、久松猛朗常務はキャスティングに関して「イメージだと鬼太郎は堂本剛君、目玉親父はさすがにCGです」と語っているなりよ。あぁ、堂本剛(笑)。丸顔な感じと、あの髪型が鬼太郎ぽいかもしれないなり……。

メガホンを執るのは、なんとテレビドラマ界の鬼才・堤幸彦。これまでもテレビドラマだけでなく、「ピカ☆ンチ」「ピカ☆☆ンチ」「トリック 劇場版」「恋愛寫眞 Collage of Our Life」といった映画作品も手がけているなりが、「ゲゲゲの鬼太郎」の実写版はこれまで以上の難易度の高い作品となりそうなりよね。原作やアニメ版のイメージが強いだけに、実写版の違和感にどれだけ耐えうる作品に仕上げられるかが勝負になりそうなりが、大丈夫なりかねぇ(笑)。

過去の実写版2作品を見ても、鬼太郎や砂かけばばあ、ねずみ男、子泣きじじいといった面々は人間の扮装でなんとかなりそうなものなりが、ぬりかべやいったんもめんはどう表現するのか。ストーリーはどうなるのか。いろいろと考え始めたら、疑問はいくつでも上がってきそうなりよね。

著名なマンガの実写映画化はあまり成功した試しが無いので、当然「ゲゲゲの鬼太郎」も不安いっぱい。堤幸彦監督のマジックにもちょっと期待したいところなりが、今度ばかりはマジックは通用しないような気も……。まあ、あまり期待せずに、徐々に情報が明らかになるのを待ちたいなりね。どんなキャストが起用されるのかも、楽しみなり。

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