中田浩二選手の仏1部リーグ・マルセイユ移籍が決定。

2005/01/27 10:06 Written by コ○助

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フィリップ・トルシエ氏が監督に就任したフランス1部リーグの強豪マルセイユから中田浩選手にオファーが届いたのは今月中旬のこと。当初は中田浩選手が所属する鹿島アントラーズとマルセイユとのクラブ間での交渉だったなりが、マルセイユから提示された移籍金が20万ユーロ(約2,600万円)だったことに鹿島側が激怒。中田浩選手の移籍金は満額だと約3億6,000万円と言われているので、マルセイユの提示した金額がいかに小さいかが分かるなりよね。結局、この金額の開きを埋めることができず、交渉は決裂してしまったなり。

通常だとここで移籍交渉はストップしてしまうなりが、鹿島と中田浩選手の契約が1月31日で切れるため、当初は予想されていなかった異例の展開となったなりよ。契約が切れてしまえば中田浩選手はフリーの選手。国内移籍の場合には鹿島側に30か月の保有権が発生するため、鹿島の了承なくしてほかのクラブに移籍することができないなりが、海外移籍に関してはこの保有権が発生しないため、中田浩選手は自由に海外のクラブと交渉をすることができてしまうなりね。

主力選手の「無償放出」という最悪の事態を避けたい鹿島は当然中田浩選手の慰留に努めたなりが、かねてから海外移籍を熱望していた中田浩選手にとって、今回のマルセイユからのオファーは夢を実現させる絶好のチャンス。最終的には鹿島側が折れるかたちで契約切れを待って、マルセイユに移籍することが決定したなりね。鹿島は移籍金ゼロで主力選手を失うという、大きな痛手を負うことになったなり。

契約条件などについてはまだ公表されていないなりが、スポーツ各紙の情報を総合すると、年俸が5,000〜6,000万円、2年半程度の契約が提示されているようなり。年俸は鹿島での契約とほぼ同額、複数年契約という厚遇からも、マルセイユが中田浩選手を主力として迎えようとしている姿勢がうかがえるなりよね。なによりも、日本代表監督時代に重用し、戦術を熟知している中田浩選手を獲得できたことは、トルシエ監督にとっても大きなプラスになりそうなり。

鹿島のフロントも、ファンにとっても釈然としないのは確かなりが、ルールの盲点を突くかたちで決まってしまったことは仕方なし。移籍する以上、中田浩選手にはフランスリーグで活躍して、世界的な選手となって日本代表に戻ってきて欲しいなりよね。腰を据えてプレーできる環境で、どのようなプレーを見せてくれるのか。頑張って欲しいものなり。

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