中村紀洋内野手がポスティング申請、ドジャース入りへ。

2005/01/26 10:32 Written by コ○助

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なかなか希望する条件での交渉がまとまらず、一時はメジャー移籍に実現性について弱気な発言をしていた時期もあった中村選手。昨年の年俸が5億円と高額な上に、昨春に参加したドジャースのベロビーチ・キャンプとオープン戦での評価が芳しくなかったこと、そしてFA権を行使してメジャー移籍を目指した2年前のドタキャン騒動が尾を引き、獲得に名乗りを上げる球団がなかなか現れなかったなりよね。

中村選手はすでにFA権を行使しているので、もう一度FA権を取得する前にメジャー移籍を目指す場合にはポスティングシステムを利用することになるなり。ポスティングに応じるのは、当初から近鉄と提携関係にあったドジャースが最右翼と見られていたなりが、ドジャースは主砲のショーン・グリーン外野手をダイヤモンドバックスに放出する交渉に追われていた関係で、中村選手の案件は後回しに。そのため1月下旬のこの時期までズレ込んでしまったなりが、どうやら両者の間の交渉は水面下で進められ、ほぼ合意に達したというなりよ。

26日付けのスポーツ各紙の報道を総合すると、中村選手はポスティングの申請を決断し、前近鉄球団代表の足高圭亮氏に入札申請を要請。今後はコミッショナー事務局から連絡を受けたメジャーリーグのコミッショナー事務局が、26日(米国時間25日)にもメジャー全30球団に公示することになるなりね。

現在のところ、ポスティングの入札に応じるのはドジャースだけだと見られており、その入札金額をオリックスが受諾すれば、ドジャースは中村選手との独占交渉権を得ることになるなりね。その際に提示される契約条件は、年俸50万ドル(約5,150万円)程度になる見込みだというなりよ。昨年の年俸と比べると10分の1程度の金額なりか。ただ、当初検討されていたマイナー契約ではなく、中村選手の意向を汲むかたちでメジャー契約になる可能性が高いようなり。まあここら辺の細かい内容に関しては憶測の域を出ないので、正式発表を待ちたいなりね。

ちなみに。中村選手がFA権を行使した2年前に、入団発表の直前まで行ったメッツから提示されていた契約条件は2年8億4,000万円だったと言われているなり。もちろん、この時もメジャー契約も保証されていたなりよ。「たら、れば」の話は無意味ではあるなりが、仮に中村選手が2年前にメッツに入団していれば、中村選手が積み上げてきた年俸をガクッと減らすことなくメジャーでプレーできていたのに。ひとつひとつの決断が、人生を大きく左右するという、良い例なりね。

ポスティングシステムは申請を受け付けてから4日以内に入札が行われるので、順調に行けば2月の第1週には「ドジャース・中村」が発表されることになりそうなりね。中村選手もすでに渡米しており、入札球団の決定を現地で心待ちにしているようなりよ。ポスティングシステムを申請した以上、無事に決まると良いなりねぇ。どんな入札結果が出るか楽しみなり。

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