第77回米アカデミー賞のノミネート作品発表。

2005/01/26 05:13 Written by コ○助

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映画界最大の祭典である米アカデミー賞なりが、前哨戦となるゴールデングローブ賞が発表されてから、間を置かずにノミネート作品が発表されるのが恒例となっているなりよね。今年のアカデミー賞は2月27日に授賞式が行われるなりが、その授賞式に向けての各部門ノミネート作品が25日に発表されたなり。

毎年注目される日本作品のノミネート状況から見ておくと、昨年11月に外国語映画部門に日本代表として出品された是枝裕和監督の「誰も知らない」は残念ながらノミネート漏れ。昨年の「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)に続く2年連続ノミネートの快挙……とはいかなかったなりね。ほかの部門も日本の作品、日本人の役者が出演している作品などはノミネートされなかったようなり。

それでは第77回米アカデミー賞のノミネート作品がどのようになっているのかをまとめておくと。

【作品賞】
「アビエイター」(監督:マーティン・スコセッシ、主演:レオナルド・ディカプリオ)
「ネバーランド」(監督:マーク・フォースター、主演:ジョニー・デップ)
「ミリオンダラー・ベイビー」(監督&主演:クリント・イーストウッド)
「Ray/レイ」(監督:テイラー・ハックフォード、主演:ジェイミー・フォックス)
「サイドウェイ」(監督:アレクサンダー・ペイン、主演:ポール・ジアマッティ)

【監督賞】
マーティン・スコセッシ(「アビエイター」)
クリント・イーストウッド(「ミリオンダラー・ベイビー」)
テイラー・ハックフォード(「Ray/レイ」)
アレクサンダー・ペイン(「サイドウェイ」)
マイク・リー(「ヴェラ・ドレイク」)

【主演男優賞】
ドン・チードル(「ホテル・ルワンダ」)
ジョニー・デップ(「ネバーランド」)
レオナルド・ディカプリオ(「アビエイター」)
クリント・イーストウッド(「ミリオンダラー・ベイビー」)
ジェイミー・フォックス(「Ray/レイ」)

【主演女優賞】
アネット・ベニング(「ビーイング・ジュリア」)
カタリーナ・サンディノ・モレノ(「そして、ひと粒のひかり」)
イメルダ・スタントン(「ヴェラ・ドレイク」)
ヒラリー・スワンク(「ミリオンダラー・ベイビー」)
ケイト・ウィンスレット(「エターナル・サンシャイン」)

【助演男優賞】
アラン・アルダ(「アビエイター」)
トーマス・ヘイデン・チャーチ(「サイドウェイ」)
ジェイミー・フォックス(「コラテラル」)
モーガン・フリーマン(「ミリオンダラー・ベイビー」)
クライブ・オーウェン(「クローサー」)

【助演女優賞】
ケイト・ブランシェット(「アビエイター」)
ローラ・リニー(「キンゼイ」)
バージニア・マドセン(「サイドウェイ」)
ソフィー・オコネドー(「ホテル・ルワンダ」)
ナタリー・ポートマン(「クローサー」)

【外国語映画賞】
「As it is in Heaven」(スウェーデン)
「コーラス」(フランス)
「Downfall」(ドイツ)
「海を飛ぶ夢」(スペイン)
「Yesterday」(南アフリカ)

【長編ドキュメンタリー映画賞】
「Born into Brothers」
「らくだの涙」
「スーパーサイズ・ミー」
「Tupac: Resuppection」
「Twist of Faith」

【長編アニメ映画賞】
「Mr.インクレディブル」
「シャーク・テイル」
「シュレック2」

目玉の作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞にノミネートされている作品のほとんどは、まだ日本で未公開の作品というのが今年の特徴なりね。昨年の作品賞を受賞した「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」のような大作系の作品はノミネートされておらず、全体的に作家性の強い作品が今年は選ばれる傾向にあるようなり。

今年のアカデミー賞で最も目立っているのは、前哨戦のゴールデングローブ賞も制した「アビエイター」。伝説の富豪ハワード・ヒューズ氏の生涯を題材にした作品なりが、全部で11部門にノミネートされているなりね。「アビエイター」一色のアカデミー賞になるのか、それともダークホースが各賞をさらっていくのか。今年の見どころはそこら辺になりそうなりか。

授賞式は2月27日。各部門、どんな作品が選ばれるのか楽しみなりね。

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