阪神の岡田監督激白「井川のメジャー挑戦はアカンやろ」。

2005/01/25 06:17 Written by コ○助

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ポスティングシステムによるメジャー移籍を訴えるも、球団からは全く相手にされず、星野仙一SDや球界OBからも反対され、ファンからは猛批判を受け、と散々な結果となってしまった井川慶投手。一度抜いた刀をなかなか鞘に収めることができないもどかしさのようなものも感じるなりが、最近はようやく井川投手の態度も軟化してきたようで、とりあえず今季は阪神でプレーする決意を固めたと報じられているなりよね。

ただ、今後の契約交渉の過程の中で、井川投手側が継続してメジャー移籍についての協議を行う旨を契約に織り込んだり、ポスティングシステム利用のためのノルマを付け加えることを要求した場合、交渉が難航する可能性も。まあ本人も2月1日のキャンプインまでには決着を付けたい考えのようなので、そこまでこじれることは無いと思うなりが、まだまだ安心はできないなりね。

昨年の11月の日米野球の時から始まった今オフの井川投手のメジャー移籍騒動。もともとは一昨年オフの契約更改時に井川投手がメジャー移籍を球団に直訴したことに端を発しているなりが、今オフは想像以上に話が膨らんで、大ごとになってしまったなりよね。こうした球界のルールを無視し、無謀な要求を繰り返す井川投手に対しての思いを岡田監督が激白しているインタビュー記事が、現在発売中の週刊ポストに掲載されているなり。

「井川を入札制で移籍させたらエラいことになるわな」
「今度の話は、まるっきりルールを無視したメチャクチャな話やからな」
「井川には裏契約はない、と聞いている。井口や上原の話は噂として聞いてはいるが、そういう話が出ること自体、オレには考えられんことやワ」
「(2005年に20勝すれば行かせてやるという案について)アカン、アカン。そんなことをすれば、チームが崩壊する」
「オレは井川に『絶対にメジャーへ行くな』というてるわけやないんや。挑戦するにはルールを守れ、といいたいだけなんよ」

これまでもいろいろな媒体で語ってきたこととそう大差はない内容なりが、要はFAでメジャー移籍するのは選手の権利、でもポスティングシステムは球団からのご褒美的なものなので、選手が要求するのはおかしい、という至極正論を唱えているなりね。岡田監督に対して批判的な阪神ファンも多いなりが、この井川投手に対する一貫した態度は共感できる部分が多いのではないかと。

井川投手はどうごねても、今季は阪神でプレーすることになりそうなりが、今回の一件で監督やチームメイトとの間に変なシコリが残らないと良いなりねぇ。井川投手の活躍無くしては阪神の優勝は無いので、契約交渉が決着したら、気持ちを入れ直して鬼神の如き活躍を見せて欲しいものなり。

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