日本ハム、FAの稲葉篤紀外野手獲得に参戦か。

2005/01/17 06:16 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


「夢」のメジャー移籍を目指してヤクルトからFA宣言。メジャー各球団に売り込みをかけている稲葉選手なりが、12月中旬から渡米して現地でトレーニングをしながら各球団の反応を伺っていたものの、色良い動きはないまま1月8日に帰国、徐々に移籍が実現する可能性が低くなってきているなりね。当初稲葉選手には4〜5球団が興味を示していると言われていたなりが、日本人野手に対する評価が今年は厳しいこともあって、実際にオファーを出して来る球団は現れていないのが現状なり。

稲葉選手もそんな厳しい状況を受けて、「メジャー契約しか結ばない(マイナー契約は拒否)」といった強気な姿勢から、最近は徐々にトーンダウン。移籍の実現性を問われても、以前は「七分三分でメジャー」と自信満々だったものの、現在は「五分五分」、もしくは国内残留を覚悟し始めていると言われているなりね。

FA権を行使してのメジャー移籍交渉なので、まだ1月中に結論を出さなくても良さそうな気もするなりが、実は稲葉選手に残された時間はそうそうあるわけでは無いなりよ。稲葉選手はメジャーがダメだった場合にはヤクルトに残留することを基本線にしているなりが、当のヤクルトが残留する場合の最終交渉期限を19日に設定しているなりね。

この期限については若松勉監督も「厳守させる」と語っていることから、期限延長ということは無さそうな感じ。なので、稲葉選手がヤクルト残留か、メジャー移籍交渉続行かを決断するのが19日に迫っている、というわけなり。稲葉選手もヤクルトとケンカしてFA権を行使したわけでは無いので、どちらの選択肢を取るにしても苦渋の決断になりそう。

そこで出てくるのが第三の選択肢。これまで稲葉選手の獲得に動こうとしている国内の球団は無かったなりが、仮に国内の球団が移籍交渉期限などを区切らずに、「メジャーがダメだったらウチに」という姿勢で名乗りを上げた場合、稲葉選手にとっては夢をギリギリまで追えて、かつダメだったときには国内の球団でプレーができるという環境が整うなりね。稲葉選手自身はFA権を行使した時点で「国内の他球団の話も聞きたい」と語っていたことから、第三の選択肢が登場した場合にはヤクルトとの決別という可能性も出てくるのではないかと。

そして、まだ正式に名乗りを上げたわけでは無いなりが、どうやら日本ハムがこの第三の選択肢になりそうな雰囲気になってきているというなり。スポーツ報知によると、日本ハムはレフトのレギュラー候補が補強できていないため、以前から継続して稲葉選手を調査しており、可能性があるならば手を挙げる準備があるのだとか。稲葉選手が加入すれば、日本ハムの外野陣は稲葉、新庄、坪井とかなり豪華な守備陣形となるなりよね。これは確かに魅力的かも。

まあすべては稲葉選手が19日に行われるヤクルトとの交渉で決まることになるなりね。どのような結論を出すのか、注目しておきたいところなり。

☆稲葉篤紀外野手のシーズン別成績

1995 ヤクルト 67試合、打率.307、8本塁打、40打点
1996 ヤクルト 125試合、打率.310、11本塁打、53打点
1997 ヤクルト 130試合、打率.267、21本塁打、65打点
1998 ヤクルト 88試合、打率.279、5本塁打、23打点
1999 ヤクルト 68試合、打率.265、2本塁打、22打点
2000 ヤクルト 87試合、打率.281、11本塁打、30打点
2001 ヤクルト 138試合、打率.311、25本塁打、90打点
2002 ヤクルト 116試合、打率.266、10本塁打、39打点
2003 ヤクルト 69試合、打率.273、11本塁打、30打点
2004 ヤクルト 135試合、打率.265、18本塁打、45打点

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.