Palm OSを搭載した腕時計、Fossileの「Wrist PDA」レビュー。

2005/01/14 19:03 Written by コ○助

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「PDAが腕時計の中に入った!」と、Palmファンの間に衝撃が走ったのは2002年の「COMDEX/Fall 2002」のこと。世界的な時計メーカーFossilとPalmSourceが共同で発表した「Wrist PDA with Palm OS」は、「果たしてPDAを腕に付ける必要があるのか」との素朴な疑問をぶつけられながらも、とにかく小さいPDAの登場を歓迎する声が多かったなりよね。2002年当時のNarinari.comのログを振り返ってみると、該当する記事にコ○助も「『高機能腕時計』に憧憬を抱く傾向が強い60〜70年代生まれの世代であるコ○助の心にもドンピシャ来ている」「こういうメカメカした製品、気になって仕方ない」との感動を伝えているなり(笑)。懐かしいなりねぇ。

当初の予定では2003年の中頃には英語版の出荷を開始、その後日本語版などの他言語版の投入も検討されていたなりが、気が付けば2003年はとうに過ぎ、2004年も終わってしまい……。その間、世界的にPDA市場が冷め切ってしまったので、もう「Wrist PDA」のプロジェクトも中止になったのかと思っていたなりが、2005年に突入してすぐの1月5日に突然販売が始まったなりね。残念ながら、コ○助の中では2002年当時ほどの熱い感動を覚えるような話では無くなっていたなりが。

でも、感動はしなくとも、「世界初のPalm OS搭載腕時計」という部分は気になるところ。いろいろと探していたら、ライブドアコンピュータにレビュー記事が出ていたなりよ。どのような製品なのかよく分かる記事だったので、少し見ておくと。

「(パッケージの)サイズはかなり大きめ。腕時計と違ってその他の同梱品が多いからだろう」
「大きさは腕時計としてはかなりがっしりと大きく、重さもあるので、女性向きではないだろう。男性でもつけていて重たく感じるかもしれない」
「何か作業をするときには、生活防水も施されていないので、はずして置いたほうが良いだろう」
「他のPalmと同様に、液晶画面がタッチパネル式になっているのが特徴だが、その操作を行うためのスタイラスが、時計の金具部分に内蔵できるようになっている」
「マイナス要素を入れても、この『ガジェット』としての楽しい感覚は捨てられない部分はあるように思う」

やはり大きさはある程度覚悟する必要がありそうなりね。本体重量は160グラムちょいくらいのようなりが、最近の重めの携帯電話よりも重いものが腕に巻き付いているような感じになるなりか。それは確かに重いかも(笑)。

現在発売されているのは英語版のみで、日本語版が発売されるかどうかも微妙なところなりが、基本的には普通のPalm OS搭載PDAなので「J-OS」を使えば日本語化することも可能。一度日本語化してしまえば、「J-DOC Reader」で「青空文庫」などのテキストファイルを読むこともできるし、当然日本語でスケジュール管理などをすることもできるなりね。この辺はPalmならではの自由度の高さなり。

一般の人に訴求できるような製品では無いなりが、単純に腕時計サイズでPalmが動くことに感動を覚えられる人には良いかもしれないなりね。PDAマニアな人はぜひチェックを。

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