韓国で発売されたHDDケータイ「SPH-V5400」レビュー。

2005/01/11 17:29 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


携帯電話先進国の日本には、海外よりも一歩も二歩も先を行っている端末がたくさん存在しているなりが、日本とはまた違うベクトルで、独特な端末の進化を遂げているのが韓国。最近では、サムスン電子が500万画素CCDを搭載した端末「SCH-S250」を発売したことでも話題となっているなりね。デザイン的にはあまり日本人の好みに合うものでは無いなりが、「とりあえずなんでも携帯電話に詰め込んでみよう」という精神には、日本の端末からは感じられないパワフルさがビンビン伝わってくるなり。

そんな韓国の携帯電話の中で、新たに話題となっているのがHDDを搭載した端末。もともと構造上衝撃に弱いHDDは携帯機器には向かないと見られていたなりが、技術革新や小型化が進み、近年は「iPod」に代表される携帯音楽プレーヤーやPDAの「ザウルス SL-C3000」などにも搭載されるようになったなりよね。徐々に携帯機器にもHDD化の波が押し寄せてきている中、遂に登場したのがHDDを搭載した携帯電話「SPH-V5400」(サムスン電子製)なり。

年々コンテンツがグラフィカルになり、デジカメや動画に対するニーズも高まっている日本でも、いずれHDDを搭載した端末が登場するのは間違いないなりが、日本に先駆けて実際に市場に投入されている韓国の端末がどのような使い勝手なのかは気になるところ。デジタルARENAに「SPH-V5400」の詳細なレビュー記事が出ていたので、少し見ておくことにするなりね。

「実売価格は79万ウォン(約7万9000円)で、韓国の一般的な携帯電話の2倍近い価格だが、先端的なユーザーを中心に関心は高い」
「少し幅広で厚いが、HDD搭載とは思えないほどの小ささだ」
「HDDは常に動作しているわけではないので、さほど熱は持たない」
「実際に使ってみると、他の携帯とあまり変わらない本体の大きさ、サブフォルダを作れるなどの使い勝手面など、HDDを搭載する初の携帯にも関わらず完成度は高い」

HDDを搭載するメリットは、やはり通常の携帯電話に比べると格段に容量を増やせる点にあるなりが、この「SPH-V5400」は1.5GBの容量しかないので、1GBクラスでも1万円以下のメディアが増えてきた外部メモリを採用した場合とそれほど差が無いのが残念なところ。「iPod mini」のように、4GBくらいあればMP3再生機能にもグッと魅力が出てくるだけに、この辺は第2世代の端末に期待したいなりね。

レビューの中で少し意外だったのは、HDD搭載なのにあまり熱を発しないという点。「iPod」でもしばらく使っていると徐々に本体が熱くなってくるなりが、「SPH-V5400」はそれほどでも無いようなり。いずれ日本でHDD搭載携帯電話が出てくる時には必ず懸案事項の一つになりそうなりが、それほど心配しなくても良いのかもしれないなりね。

「SPH-V5400」は日本では手に入らないし、使うこともできないので本当に参考程度の情報なりが、新しい携帯電話に興味がある人は、ぜひチェックしてみて下さいなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.