ビクターのHDD搭載ビデオカメラ「エブリオ」が好調。

2005/01/10 15:59 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


ビデオカメラと動画デジカメの境界線が曖昧になってきている昨今なりが、昨年11月にビクターが投入したHDD搭載ビデオカメラ「エブリオ」をご存知なりか? 従来のビデオカメラの記憶媒体はデジタルテープが主流で、数年前からDVD-Rを採用する機種が出始めている状況なりが、「エブリオ」は4GBのマイクロドライブを採用することで本体サイズを一気に小型化した製品なりよ。販売開始から2か月余り、今、この製品の販売がかなり好調だというなり。

話を進めていく前に、「エブリオ」がどのような製品なのか、簡単に特徴やスペックをまとめておくなりね。

【Victor GZ-MC100】
・1/3.6型212万画素CCD搭載
・光学10倍ズーム/デジタル200倍ズーム
・1.8型液晶モニタ搭載
・4GBのマイクロドライブが付属
・動画記録・再生方式はMPEG-2 PS
・音声記録・再生方式はDolby Digital
・SDメモリーカード&CFカードスロット搭載
・重量は約245g
・価格は128,000円(Amazon.co.jpならさらに15,000円分ギフト券還元

【Victor GZ-MC200】
・基本性能は「GZ-MC100」と同一
・重量は約285g
・価格は138,000円(Amazon.co.jpならさらに15,000円分ギフト券還元

気になるのは4GBのマイクロドライブでどれくらいの撮影ができるか、ということなりが、720×480ドットで最高画質の「ウルトラファイン」なら約60分。「ファイン」なら約90分、「ノーマル」なら約120分となっているなり。まあそんなに不便を感じるレベルでは無いなりか。SDメモリーカードやCFカードにもマイクロドライブと同様のモードで記録することができるので、価格がグッと下がってきているSDメモリーカードやCFカードを組み合わせて使えば、かなり重宝しそうな感じなりね。

メディアがメディアなので、パソコンとの親和性はすこぶる高いのも特徴。パソコンとの連携はメディアを読み込ませる方法のほかに、本体同士をUSB2.0で接続することができるので、動画の転送もサクサクできるなりね。撮影した動画をパソコンに転送して、編集→DVD作成という一連の作業が簡単にできるのは魅力的。また、S/AVケーブルを介してAV機器のDVDレコーダーと連携することもできるので、パソコンが無くても安心なり。

HDD搭載ビデオカメラの優れている点は、頭出しがすぐにできることや、重ね撮りをする心配がないことなどなど。小型化が可能となった、という以外にも利点は多いわけなり。ただ、HDDと聞くとどうしても心配なのが耐久性の問題。そこら辺はビクターとしても細心の注意を払って開発しているようで、HDDの差し込み口の6面に14個のゲル状の緩衝材を装着することで、携帯時の振動を吸収するシステムを採用しているというなり。実用上はそれほど心配することも無さそうなりか。

こんな魅力的な「エブリオ」なりが、出荷ペースは月当たり国内1万台、海外1万台と新しいタイプの製品としては、かなり順調な立ち上がりを見せているようなりよ。価格は少し高めだし、バッテリーの持ちがイマイチという話も見受けられるなりが、それを上回るだけのメリットを感じる人が多い証拠なりね。気軽に動画を撮影して、たくさんDVDを作成したい。そんなユーザーには良い製品かもしれないなり。興味ある人はぜひチェックを。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.