マジョルカの大久保嘉人選手が鮮烈なスペインデビュー。

2005/01/10 14:45 Written by コ○助

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昨年12月にスペインリーグの下位クラブ、マジョルカへの移籍が発表された大久保選手。今年1月から半年間のレンタル移籍、その後複数年の完全移籍という契約内容のため、移籍直後から結果を残すことが義務付けられていたなりが、どうやらデビュー戦から派手な活躍を見せたようなりよ。

9日に行われたホームでのデポルティボ戦に先発フル出場した大久保選手は、1点を追う展開の後半12分にFWルイス・ガルシア選手に絶妙なクロスボールを送り同点ゴールをアシスト。すぐにデポルティボが1点勝ち越す展開になったものの、後半19分に今度は大久保選手が自らヘディングでゴールを決め、試合は引き分けに。

大久保選手はデビュー戦から1ゴール1アシストの結果を残しただけでなく、試合全般に渡って裏を取りに行く積極的なプレーを披露し、素晴らしい活躍を見せてくれたなりね。ちなみに、ヨーロッパに移籍した日本人選手のデビュー戦でのゴールは、1998年にセリエAのペルージャに移籍した中田英寿選手以来。スペインリーグに移籍した日本人選手では初めてのことになるなり。

試合後のインタビューでは、さすがに大久保選手も嬉しかったようで、「ゴールを挙げるのが夢だったが、ゴールが決まった瞬間、信じられないくらい自分でもびっくりした」「でも、夢に描いたゴールは足で決めようと思っていたから、ヘディングは予想外だった」(日刊スポーツ)と語っているなり。

この試合、ホームでの試合とはいえ相手のデポルティボはチャンピオンズリーグにも出場する強豪クラブ。マジョルカは現在2部降格の瀬戸際に立たされている、いわば弱小クラブなので、引き分けに貢献したのはチーム内部やサポーターからも高く評価されそうなりか。

しかし、かつては移籍先候補としてブンデスのバイエルン・ミュンヘンやセリエAのパルマなどの名前も挙がっていたなりが、やはり出場機会に恵まれやすい下位クラブに移籍したのは正解だったかもしれないなりね。いきなり強豪クラブに移籍して結果が出せずに散っていった選手たちに比べたら評価もされやすいだろうし。まだ大久保選手は22歳と若いし、マジョルカで経験を積めばビッグクラブに移籍するチャンスはいくらでもあるなりからね。なんて、そこまで期待するのは時期尚早すぎるなり(笑)。

スペインでゴールを挙げるというかねてからの「夢」を早々に達成してしまった大久保選手。でも、これから徐々にマークも厳しくなってくるだろうし、本当の勝負はこれからなりよね。過去にも「移籍当初は良かったのに……」と言われながら、国内に戻ってきた選手が何人もいるのは事実。大久保選手も浮かれることなく、完全移籍を掴むためにも本当に頑張って欲しいものなり。

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