楽天の三木谷浩史オーナー、イーグルスの意気込みを語る。

2005/01/02 12:13 Written by コ○助

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プロ野球への参入が決まって以来、三木谷オーナーはテレビや新聞、雑誌などに出まくっていたのでもう語るべきことは語り尽くしている感もあるなりが、年初ということで、改めて今年に賭ける意気込みを語ったインタビュー記事が出ていたなり。元日付の日刊スポーツとスポーツニッポンの2紙で、プロ野球に対する考え方や楽天ゴールデンイーグルスの展開などについて披露しているなりね。

・日刊スポーツ
「野球界にも直感、ありましたね。なんでもうからないんだろう。これだけメディアに取り上げられているのに、どうやったら数十億円も赤字になるのかって」
「コンテンツ(中身)はいいけど、価値が上がらないなら、やり方を変えればいいんじゃないかと」
「読売と阪神以外は地域密着以外ないと思う。本音を言えば、読売も『東京読売』でやってもらいたい。東京だけでもGNPの60%もあるんですから。(小声で)東京だけでやればいいんですよ」

・スポーツニッポン
「開幕戦にモーニング娘。を呼ぶだけじゃないですよ。全試合イベントは開催する。そうでなきゃ盛り上がらない」
「選手には事あるごとに『きつい注文をするよ』と言っている」
「『遠くの大リーグではなく、身近なプロ野球』。これを標語にしてやろうかなと思っている」
「目標は3つ。1つ目はチーム優勝、2つ目は財務の健全性を示す。3つ目は球界を変えていくこと」

これまでの主張の繰り返しになるなりが、双方のインタビュー記事で共通しているのは、地域に密着した球団運営と、球界を変えていく、ということ。前者は野球の試合以外にイベントを開催することで、地元ファンを球場に魅きつけるほか、選手寮にファンを招待するといったアイデアがあるようなりよ。後者はドラフト改革を訴え、完全ウェーバー制の導入を訴えていくというなりね。

ただ、完全ウェーバー制に関しては球団によって賛否両論真っ二つにわかれていることから、導入できるかどうかは五分五分といったところ。そのため仮にそれが無理ならば、各球団が設定している保護地域の撤廃(簡単にいうと、どの地域でも興行や営業を行っても良いようにする)を求めていくのだとか。保護地域の撤廃に話が及ぶと、地域密着という考え方とやや相反する感じもするので、また別の議論が必要になりそうなりが、何らかのかたちで各球団が共存共栄していけるような仕組みを作れるよう、いろいろな提案をする、ということのようなり。

イーグルスの1年目の成績はもちろんなりが、これからも何かあるたびに積極的に発言をしていくであろう三木谷オーナーからも、目が離せない一年になりそうなりね。また、ソフトバンクホークスの孫正義オーナーとは、球団運営のスタイルと野球界に対する考え方がかなり異なるようなので、こちらの新たなぶつかり合いにも注目しておきたいところなり。

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