来年2月からスタートするDDIポケット（サービス開始時にはウィルコム）の新サービス「エアエッジ プロ」なりが、このサービスに対応したカード型端末のレビュー記事が、早速何件かネットに出ているなりよ。まだ評価機なので実際に発売される製品版とは若干仕様や体感速度が異なるかもしれないなりが、高速なAirH"には興味のある人も多いと思うので、どのようなレビューなのかザッと見ておくことにするなりね。

その前に、「エアエッジ プロ」がどのようなサービスなのかをまとめておくと。

・32kの基本パケットを8本束ねて通信する方式を採用
・最大256kbpsの通信を実現
・サービス料金は現時点では未定
・対応端末の発売日は2005年1月18日に発表

現在提供されている最大128kbpsサービスは32kの基本パケットを4本束ねたもの。なので、「エアエッジ プロ」は単純にその仕組みを倍にしたものなりね。サービス料金は現時点ではまだ発表されていないなりが、現行の最大128kbpsサービスとそう大差ない価格設定となるようなり。

では、まずITmediaに掲載されているレビュー記事「256Kbps AirH"〜「エアエッジ プロ」ファーストインプレッション」を見ていくと。

「（試用機は）従来のカード型AirH"端末と比較すると大型だが、実質2枚分の機能が詰め込まれている点を考慮すれば納得いくサイズだし、携帯に困るサイズではない」
「少なくともエアエッジ プロの256Kbpsサービスに速度面でメリットが十分あることは感じられた」
「検証外での深夜の利用時には、180Kbps台も記録している。都市部などでは128Kbpsを超える受信速度を実スループットとして確保できそうだ」

この記事では3か所で接続を試みた結果をレポートしているなりが、それぞれ異なるロケーションでも測定値で100Kbps以上は軽く記録しているようなので、従来の最大128kbpsサービスでは実現できなかったような速度を期待できるのは間違いなさそうなりね。

次に、ライブドアコンピュータに掲載されているレビュー記事「AirH"256k速攻レビュー　8x方式『エアエッジプロ』を使ってみた」を見ていくと。こちらは通信系情報サイトの大御所である「memn0ck」さんによるレビューなり。

「最近のPCカード型AirH"対応機種ではまったくでっぱりのない『AH-H407P』などが発売されているが、さすがにそれにくらべるとかなりでっぱりがある」
「結果を見ると確かに8xサービスでは格段に速度があがったことがわかる。256kの理論値は233.6kbpsとなるが、さすがに200kbpsを越えることはなかった」

こちらも速度面では体感として十分に速さを感じることができたようなりね。より高速なモバイル環境を求めていた人のニーズには、ちゃんと応えてくれそうな感じなり。

今後、端末が正式発表されてからもっと詳しいレビュー記事も出てくると思うなりが、とりあえず期待して良さそうなりね。発売＆サービス開始が楽しみなり。