聴く・撮る・見るの3機能を持つプレーヤー「m:robe MR-500i」。

2004/12/28 17:52 Written by コ○助

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今年11月下旬に発売され、派手な広告展開はしていないものの、全国で体験イベントを開催しながら地道に製品コンセプトの浸透を図っているオリンパスのカメラ付きHDDオーディオプレーヤー「m:robe MR-500i」。写真も撮れて、音楽も聴けてという万能型プレーヤーのため、デジカメなのかHDDオーディオプレーヤーなのかという区分けが難しい製品なりが、オリンパスは完全にHDDオーディオプレーヤーとしてのプロモーションを展開しているなりね。

この「m:robe MR-500i」、製品写真は見たことがあっても、どんなことができるのか具体的に分かっていない人もいるかと思うので、簡単にスペックをまとめてみると。

・本体に20GBのHDDを搭載
・VGA(横640×縦480ドット)26万色対応の3.7型高精細TFTカラー液晶を搭載
・ボタン類を極力なくし、タッチパネル式GUIを搭載
・122万画素CMOSのデジタルカメラ機能搭載
・MP3/WMAファイルの再生に対応
・専用クレードル経由でAV出力が可能
・パソコンとの接続はUSB2.0
・パソコンを介さずにプリンタ印刷できるPictBridgeに対応
・価格は6万円前後(Amazon.co.jpなら59,800円+7,500円ギフト券還元

最大の特徴は操作方法にタッチパネルを導入していることと、大きめのカラー液晶を搭載していること。同種の機能を実現している「iPod Photo」の液晶が2.0型なので、約2倍近い大きな液晶を搭載していることになるなり。解像度も高いし、フォトビューワとしての機能は「iPod Photo」よりも良さそう。もちろん、MP3/WMAファイルの再生に対応しているので、音楽再生機能に関しても「iPod Photo」に引けを取らないなりね。そして122万画素とはいえ、カメラ機能も備えている点は「iPod Photo」には無い魅力といった感じなりか。

そんな「m:robe MR-500i」なりが、デジタルARENAにレビュー記事が出ていたなり。この手の製品を購入しようしている人には、参考になる内容なのではないかと。

「アンチエイリアスのかかったフォントやアイコンは、かなりカッコいい」
「動作が総じて遅いのだ。メニューを選択した後、反応があって画面が切り替わるまでに、常にある程度の間を伴う」
「カメラに関しては、オリンパスブランドから期待されるような高性能なものではない。画質はカメラ付きケータイ程度」
「(カメラでの撮影は)画面にタッチすると、ターゲットスコープのような座標が表示されてシャッターが切れる」
「バイヤーズガイド的な視点では『液晶が大きくてタッチセンサー付き』としか言えず、また機能も万人向きとも言いがたいため、どうしても辛い物言いになってしまう」

パッと見の外観やアイコンの格好良さはあるなりが、カメラ機能はハンパ、全体的な動作は緩慢と、やや厳しい言葉が並んでいるなりね。6万円近い価格を考えたら、もう少しカメラ機能もしっかりしたものが欲しかったところ。格好良さとタッチパネルに6万円は、なかなか投資しづらいものがあるなり。

パソコンとの連携ソフト「m:trip」や、音楽と撮影&転送した写真のスライドショーを組み合わせる「リミックス」機能にも触れているので、興味ある人はぜひチェックを。

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