ノーベル受賞者の中国人教授、教え子と結婚へ。

2004/12/20 13:33 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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楊振寧(ようしんねい Yang Chen-Ning)氏。中国は北京にある清華大学の教授です。1922年生まれの彼は、1942年西南総合大学を卒業後、シカゴ大学へ留学、プリンストンで研究者として活躍した後にニューヨーク州立大学で教鞭をとるなど、国際的に活躍している物理学者なんだそうです。

彼の名前が一躍有名なったのが1957年、李政道 (Tsung-Dao Lee)氏とノーベル賞を受賞した時。「素粒子物理学における、パリティについての洞察的な研究」で学問に貢献したとかで…。えーっと、素粒子?パリティ?高校の時、一度物理のテストで11点取った過去のあるウォール真木には難しすぎる話題ですが(笑)。

で、この楊教授。ただいま82才。しかし日頃から難しい学問を追及する人ですから、もちろん頭は冴えてます。しかもそれが精神的にも彼を若々しくしているのでしょうか。なんと今度結婚することに。しかも28才の元教え子とです。82才と28才…、一瞬タイプミスかと思ってしまいますが、この年齢差は本当だそうです。

お相手は翁帆(Wong Fan)さんと言う大学院の生徒さん。楊教授が長年連れ添った以前の奥さんは昨年お亡くなりになったそうなのですが、その奥さんと楊教授は翁さんとは9年前からの知人同士だったそうで…。どう考えても「老夫婦と孫」って間柄ですよねぇ。

何はともあれ、楊教授はとっても幸せそうに、新妻となるウォンさんについて

「英語が上手で、やさしくて決して計算高くない。私の人生で、神様からの最後のプレゼントだよ」

と新聞記者に語ったそうで。神様からのプレゼントねぇ。んー、ロマンチック。我が家のダンナにもそのぐらい言わせてみたいものだ。まあ反対に「地獄からの使者」とか言われそうだけど(笑)。

楊教授は大学でも、人気の先生らしく「年齢に似合わないほど若々しい」と評判。生徒達も今回のニュースにとても喜んでいるそうで、Eメールなどで祝辞を送ったんだとか。結婚式は年の明けた一月。ウォール真木からもお祝い申し上げます。お幸せに♪

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