仁志敏久内野手がメジャー断念示唆、巨人に残留へ。

2004/12/20 10:31 Written by コ○助

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「子どもの頃からの憧れだった」というメジャーを目指し、FA権を行使した仁志敏久内野手。当初は「巨人より、どこでもいいからメジャーに行きたい」「失敗することは怖くない。自分の力がそこまでなのだと思い知らされるなら、納得はできる」と不退転の決意を語っていたなりよね。

ただ、今年は同じ二塁手で仁志選手よりも実績があり、若い井口資仁内野手が自由契約でのメジャー移籍を目指している不運も重なり、現時点ではメジャーからの正式なオファーはゼロ。また、年俸が1億5,300万円とかなり高額なのもネックとされているなりね。実績に対してこの年俸は、確かに高い感じがするなり。

仁志選手は当初、年を越してもメジャーからのオファーを待つという姿勢だったなりが、巨人から国内に残留する際には「12月20日までに意思決定を」と、最終回答期限を一方的に設定されてしまったため、仁志選手も困惑。メジャーへの夢を早々に諦めて巨人に残留するか、巨人残留の可能性を捨ててメジャーに賭けるかの二者択一を迫られていたなりよ。

こうした状況を受けて、仁志選手が19日に今後の見通しについて語ったなり。それによると、「(米球界の)現実も分かってきて(状況は)厳しくなってる。現実的に判断したい」と、メジャー断念を示唆。国内他球団への移籍には一貫して否定的な見解を示しているので、このまま巨人に残留する可能性が高くなってきたなりね。巨人ファンにとっては安心な流れになってきたのではないかと。

これまでの報道内容を振り返ってみると、仁志選手が「何が何でもメジャーに行きたい」と思っていたかどうかは疑問なところ。メジャーの各球団が仁志選手に関心を示さない理由のひとつに高年俸があるなりが、仁志選手は二言目には「生活が……」という理由で、ある程度の年俸の確保を要求していたとされているなり。もちろん、それも家族のある身なので現実的な選択として間違ってはいないと思うなりが、メジャーに賭けるガムシャラ感のようなものは無かったのかなぁ、と感じるなりよ。それが良いとか悪いとかでは無く、最終的に巨人に残留するというシナリオは、ちょっと予想通り過ぎるかな、と(笑)。

まあ来季も巨人でプレーするなら、恐らく現時点ではレギュラーは安泰。FA再契約で年俸も上昇するだろうし、仁志選手にとっても何ら悪いことは無いなりよね。巨人残留はメジャーへの夢が断たれることを意味するなりが、モチベーションを切らさずに、来季以降も頑張って欲しいものなり。

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