珍しいスクウェアデザインを採用した音楽ケータイ「Music PORTER」。ATRAC3ファイルの再生のほかにFMラジオチューナーも搭載、音楽データのエンコードや転送を行なうソフトウェア「BeatJam」（ジャストシステム製）やマイク付きリモコン、イヤホン、64MBのマジックゲート メモリースティックDuoが同梱され、「買ったその日から音楽を楽しめる」という触れ込みの端末なりね。

この「Music PORTER」、あまり携帯電話っぽくないCMもガンガン流れているので気になっている人も多いと思うなりが、三菱電機はどうも「携帯電話に音楽再生機能が搭載されている」というよりも、「音楽プレーヤーに携帯電話機能が搭載されている」といった売り方をしているような印象を受けるなり。CMに出演しているクリスタル・ケイがアカペラで歌っている映像なんかは、ちょっとプロモーションビデオ風で良い感じなりよね。

そんな「Music PORTER」のレビュー記事が、ITmediaに出ていたのでご紹介を。音楽ファイルの転送具合や端末の使い勝手などについて触れたレビューとなっているなり。

「手にするとかなりコンパクトで、片手で持つのにちょうどよい感じだ。重量も軽い」
「イヤホンマイク端子には市販品も接続できるが、製品にはマイク内蔵リモコン（ステレオヘッドホン端子つき）が標準付属する」
「音楽を聴いているときに電話がかかってきたら、リモコンの着信ボタンを長押しして内蔵マイクとヘッドホンで通話すればいい」
「（音楽の）再生中に操作できるのは『オーディオ』『iモード』『メール』の3つだ」
「音楽機能が停止しても、携帯利用のためのバッテリーは残る」

音楽再生機能と携帯電話の基本的な機能との連携はさすがによく考えられているようで、音楽を聞きながらiモードやメールができるのはもちろん、着信時には自動的に音楽再生機能が停止するなど、細かい工夫が凝らされているようなり。

ただ、このレビュー記事では携帯電話としての使い勝手については細かくは触れていないなりが、単純にコンパクトなことがメールの打ちにくさなどを招いているのが残念なところ。音楽を楽しめる携帯電話というコンセプト自体は歓迎して良いものだと思うので、今後はもっと携帯電話の使い勝手を追求した上で、音楽再生機能が満足のいくレベルで使える、といった端末が出てくると良いなりねぇ。三菱電機の音楽ケータイへの取り組みは始まったばかりなので、今後の端末に期待したいものなり。