海外でもiモードが使えるW-CDMA/GSM両対応の「N900iG」。

2004/12/17 08:02 Written by コ○助

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世界で最も普及している、いわゆる第2世代にあたるGSM方式。このGSM方式との国際ローミングができる端末の投入方針は以前から明らかにされていたなりが、NTTドコモから対応端末が正式に発表されたなり。第3世代携帯電話のGSM対応端末は、ボーダフォンがいち早く投入、さらにこの冬のVGS(ボーダ フォングローバルスタンダード)でラインアップを拡張して普及に本腰を入れ始めているなりが、NTTドコモも追随するかたちとなるなりね。

発表されたのはNEC製の「N900iG」で、10月に開催された「CEATEC JAPAN 2004」に参考出品されていた端末と同じもの。正確にはGSM方式と、GSM網を利用したデータ伝送技術GPRSを組み合わせた2.5世代と呼ばれるGSM/GPRS方式に対応した端末なり。どのようなスペックの端末なのかを見ておくと。

・W-CDMAとGSM/GPRS(800/900/1800)に対応
・W-CDMA方式とGSM方式は自動切り替え、もしくは一方だけ利用することも可能
・サービス開始時点で115か国での音声通話が可能
・サービス開始時点で26か国でのパケットローミング
・サービス開始時点でイギリス&香港と日本間のテレビ電話が可能
・液晶は2.2インチの65,536色表示QVGA液晶
・カメラ機能はアウトカメラに124万画素νMAICOVICON、インカメラに10万画素CMOS
・miniSDカードスロット
・本体色はオーシャンブルーのみ
・発売日は12月25日
・価格は4万円前後になる模様

パケットローミングができる地域でiモードやEメールの送受信が可能なりが、iモードは著作権の問題もあるため、NTTドコモが許諾を得た約2,100のサイトを海外専用コンテンツとして用意するというなり。数字的にはやや寂しいものがあるなりが、利用する国に合わせた情報(天気や観光情報など)がすぐに閲覧できる仕組みのようなので、使い勝手は良さそうな感じなりか。まあサイト数は徐々に増えていくだろうし、実用上はそれほど問題はなさそうなりね。

スペックで聞き慣れないのがカメラ機能のところの「νMAICOVICON」。通常、携帯電話に搭載されているカメラはCCDかCMOSが一般的なりが、νMAICOVICONは松下電器産業が開発した新型の撮像素子のこと。CMOS並みに消費電力を抑えているにも関わらず、CCD並みの画質を実現しているというなり。CCDとCMOSの良いところだけを組み合わせたようなものなりね。今後搭載される端末が増えていくと見られているので、注目しておきたいものなり。

日本で使っている端末をそのまま海外に持ち込めるのは便利なもの。世界各地、まだ第3世代が普及していない地域も多いので、まだまだGSM方式とのデュアル端末は重宝しそうなりよね。「900iG」シリーズのラインアップが拡張され、デュアル端末がより身近になることに期待したいものなり。

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