携帯電話の出荷台数、NECが3位に転落。

2004/12/15 08:50 Written by コ○助

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1991年から折りたたみ式の端末の投入を開始、老舗のブランドと技術力を武器に「折りたたみのN」の呼び名を欲しいままにしてNECなりが、どうも最近は精彩を欠いている感じ。個々の端末を見れば、例えばNTTドコモ向けに投入している「N901iC」にしても、前モデルの「N900i」「N900iS」から大きな変化は無いとはいえ、デザイン、スペック両面で魅力ある端末なりよ。コ○助も「N901iC」の実機を触らせてもらったなりが、非常に洗練されたデザインで飽きが来ないし、大きさも小ぶりで、女性が持つにはちょうど良いサイズだし、人気があることに納得できる端末だとは思うなりね。でも、良くも悪くも無難。そこが不満といえば不満なりよね。

ほかの端末メーカーからは、折りたたみ一辺倒だった市場を変えようといろいろな形状の端末が投入され、スペック的にも一芸に秀でた端末が多い中で、NECの端末はバランスが良すぎて個性が薄い印象は否めないと思うなりよ。もちろん、変わらないことへの美学や長年「N」を愛用しているユーザーからのニーズはあると思うので、そこら辺はNECにとっても難しい判断を迫られることになると思うなりが、IDC Japanが発表した2004年第3四半期の携帯電話集荷台数の調査結果を見る限りでは、ユーザーからはどうやら厳しい評価を下されているようなりね。

この調査によると、2004年第3四半期の携帯電話集荷台数のトップに立ったのはパナソニック モバイル。以下2位がシャープ、3位がNEC、4位がソニー・エリクソンと続くなり。このシェアを見れば分かるように、基本的にはNTTドコモ向けに端末を供給しているメーカーが上位を独占しているわけなりが、この4社の中で最後発でNTTドコモに参入したシャープが2位に食い込んでいるのは大健闘なりよね。

もちろん、シャープはボーダフォンでも主力端末を投入しているので、NECに比べてNTTドコモでの人気があるというわけでは無いなりが、FOMAのラインアップの中にあって、美しい液晶やパソコンのファイルが閲覧できるといった独自のセールスポイントを前面に押し出しているのが、シェア急拡大に繋がっていると言えそうなり。シャープがNTTドコモにおける人気でNECを逆転する日はそう遠くないかもしれないなりねぇ。

かつてシェアトップは常にNECだった時代があったことを考えると、ずいぶんと勢力図が変わってきたなりが、元王者のNECもこのままズルズルとシェアを減らしていくことは無いはず。旧来の「N」ユーザーを満足させつつ、アッと驚くような個性を持った端末を、来年こそは見せて欲しいものなり。言うは易し、行うは難し(笑)。でもほんと、頑張って欲しいなりねぇ。

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