「大奥 第一章」で孝子を演じる木村多江インタビュー。

2004/12/14 10:23 Written by コ○助

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いよいよ今週の木曜日でクライマックスを迎えるフジテレビ系ドラマ「大奥 第一章」。第5話が19.4%を記録し、どこまで視聴率が伸びるのかに注目が集まっていたなりが、どうやら最終回を前にしてやや失速気味のようで、前回第10話の視聴率は15.8%だったなりよ。まあ確かに中盤の盛り上がりに比べると、ここ数回のストーリーはイマイチな感じもするので、それが視聴率に顕著に現れているといった感じなりか。

このドラマ、松下由樹や瀬戸朝香の存在がやはり目立つなりが、結構コ○助が気になっているのは木村多江。三代将軍徳川家光の正室ながら、子作りをせずに引き籠もっているという孝子役を演じているなりが、これまでとかく殺される役(「氷の世界」)、末期ガン患者役(「白い巨塔」)とか、貞子役(「リング」)とか(笑)。なんだか幸薄く、暗い役が多かった木村多江にしては、若干イメージが異なる役で良いなぁ、と。いや、引き籠もってる時点で決して前向きな役ではないし、衣装のきらびやかさに救われている感じはするなりが、それでも暗い役では無いなりね。京女風情が出ていて、結構好きなりよ。

そんな木村多江のインタビュー記事が読売新聞に出ていたなり。これまでもいくつかの媒体で木村多江のインタビュー記事は目にしていたなりが、まあ「大奥 第一章」も最終回を迎えることだし、一応見ておくことにするなりね。

「出身は東京です。方言の音程がよく分からなくて大変でした」
「私は、与えられた役を追求して、徹する職人でありたいと思っています」
「人間くさい役や悪役をやりたい。『大奥』の春日局は、一見、悪役に見えるけど、そうならざるをえない人生があった」

役作りに徹する「職人」でありたいという、非常にプロ意識の高い女優さんなりね。「育児放棄の母親を演じた時は、インターネットや本を調べるうちに自分が鬱(うつ)状態になった。別の作品では、台本の役柄になりきって家で独り言を話すこともあった」というエピソードも。

少し前に産経新聞にもインタビュー記事が出ていたので、こちらもあわせて見ておくことにするなり。

「(孝子は)春日局(松下由樹)への恨みだけが生きる原動力になっていた、とても悲しい女性だと思います」
「どんな役でもそれぞれの人生があるのだから、その人の人生をしっかり生きたい」
「(1年間で7、8回遺影になったときには)日本一、死体のうまい女優になりたい!と本気で思いました」

今年出演したドラマは実に14本という名脇役。来年もお目にかかる機会が多そうなりが、徐々に役も大きくなってきていることだし、今後のさらなる飛躍に期待したいものなり。

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