「一発屋では終わらない」波田陽区インタビュー。

2004/12/12 22:11 Written by コ○助

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「笑えるのか、笑えないのか」と聞かれたら、ブレイク元年の年末の現時点ですでに「笑えない」と答える人が多いかもしれない波田陽区。やや「残念!」を連発し過ぎて、早くもマンネリという感があるなりが、あまりに「残念!」という言葉が使いやすいため、巷で普通の人も「残念!」「残念!」を連呼していることがマンネリを加速させている印象を受けるなり。

コ○助も、どうも波田陽区は笑えないクチ。「残念!」で会話を締めるフォーマットは面白いと思うなりが、肝心のネタの内容がピンと来ないなりね。まあもともと特定の人を取り上げて風刺するようなスタイルの芸風なので、あまり気持ち良いものでは無いのは確か。過去にどのようなネタがあったのか、「波田陽区のネタ帖」から少し引用させてもらうと。

「私モー娘。卒業します。卒業させて頂きます……ってゆうじゃない?
アンタ、卒業というより退学ですから! 残念! 保田圭斬り!」
「私プリンセス・テンコーです……ってゆうじゃない?
こっちがビックリしてんのはアンタの厚化粧ですから! 残念! コスメティックイリュージョン斬り!」
「結婚しました奥菜恵。相手はインターネットの社長さん ハネムーンは、自家用ジェットよ。私彼を、心から愛してます……ってゆうじゃない?
アンタが本当に愛してるのはおさつですから! 残念! 福沢諭吉斬り!」

こういったネタの内容には、やはり斬られたファンからは相当クレームも来るようなりが、波田陽区は以前何かのインタビューでは「基本的に自分が好きな人なので、愛情の裏返しだと思ってください」というようなことを言っていたなりよ。まあそれはそれで良いとは思うなりが、こうして敵を作り続けることだけとっても、万人に受けるようなタイプの芸風ではないのは確かなりよね。

決まった型の芸しか披露していないことや、こうして敵を作っていることから、すでに「波田陽区は長続きしない」という声があちこちから聞こえてくるなりが、そんな声に反発するように、「一発屋では終わらない」との決意表明とも言えるインタビュー記事がサンケイスポーツに出ているなり。

「(お笑いを辞めようと思ったことは)1回もないですね、不思議と。お笑いが好きだから」
「もともとは、何々ブームとかいう世間の現象を斬るネタでした。侍になって皮肉ってみようかと」
「(来年は)ギター侍とは、違うものを見せたい。こんなとこで死んでたまるかいっ」
「お笑いブーム後に残る芸人は、きっと今の10分の1くらい。やっぱ残り少ないイスを奪いに行きたいですね」

同じような決意表明をしていたダンディ坂野やテツandトモがブレイクの翌年には新しい芸風を確立できずに見る影もなくなったように、波田陽区も早くも瀬戸際。来年の今ごろ、「あんな人いたねぇ」と言われないよう、頑張って新しい「顔」を見せられると良いなりね。

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