「子育て」とは本当に大変な仕事だと、親になってからしみじみ感じております。ウォール真木です、こんばんは。だけど親の苦労、子知らず。思わずグチりたくなる時もございますわ。んで母親に電話していろいろと鬱憤としてたまったモノを吐き出しておりますと、一言
「あんただって子供が生まれる前は『自分1人で育ちました』って顔してたわよっ」
と逆に説教される始末…(涙)。まあ仕方が無いですけど。しかしですね、おもちゃは片付けない、脱いだ服はそのまんま、牛乳こぼす、工作と称して切り刻んだ紙はテーブルに糊づけされ、みかんの皮をむいたら床に放り投げる…。いくら片付けてもキリが無いったらありゃしない。我が子とはいえ、時々怒鳴りたくなります。それでもグッと我慢して掃除していると、今度は
「おかーさーん!リカちゃんのおくつが ひとつないー(涙)」
「自分で遊んでたんだから、自分で探しなさい」
「やだー、できなーい!」
………ブチッ。
お前らぁぁあああ(怒)!!!
と、まあこんな風に堪忍袋の緒が切れる日々でございますが、子供に自分の身の回りの事をさせたり、家事を手伝わせたりっていうのは究極のしつけだと思うのです。えぇ、本当に。
さてフロリダにお住まいのバーナードご夫婦。17才の息子さんと12才の娘さんがおりますが、このご家庭でも子供に手伝いをさせようと必死だったそうで。ゴミ出し、皿洗い、お洗濯…と少しでも良いから手伝って!とバーナードさんは子供に毎日のように子供に言い続けていたんですが、馬の耳に念仏。なーんにもしちゃくれない。
そしてとうとうある日、ご両親はキレてしまいました。そんなに手伝わないなら結構!ストライキしてやる!! と、家の前にテントを張るとそこでキャンプ生活を始めてしまったのです。もうお父さんお母さんは知らないから、家の事はぜーんぶあなた達に任せたわよ、と…。
驚いたのはもちろん子供たち。学校から帰ってきたら突然、家の前で自分の親が火鉢でマシュマロ焼いてたんですから。すばやく状況を把握したものの、どうしたら良いのやら判りません。しかし他に選択もないので、しぶしぶ身の回りのことを始めたんだそうで、バーナードさんとしてはストライキの効果を喜んでいるそうです。
問題は、このバーナードさんのしていることが「親としての義務の放棄」にならないか…と言う事なんですが。今のところ法的機関からは何も言われていないそうで。
この勝負、お父さんお母さんチームの勝ちのようですね。