「エスカレータの乗り方」を巡る名古屋の状況。

2004/12/04 22:06 Written by コ○助

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そう、エスカレータの話なり。いつの頃からか暗黙のルールとして定着してしまった、エスカレータの乗り方。東京は左側が立ち止まってゆっくり上る(下る)人用のレーン、右側が急いで上る(下る)人用のレーンで、大阪はその逆というのは広く知られた話なりよね。エスカレータなんてコ○助が子どもの頃からいくらでもあったなりが、昔はこんな暗黙のルールは無かったと思うなりよ。いったいいつからそんなルールが広まったなりかねぇ。

こうした「分列搭乗」は急いでエスカレータを駆け上がらなければならないほど忙しい人にとっては便利ではあるなりが、駆け上がる人に押されて転倒し、高齢者や障害者が実際にけがをしてしまったという報告例もあるなりね。また、苦情が寄せられることも多いようで、見直す動きが一部では出てきているなりよ。

中日新聞によると、名古屋を走る地下鉄(名古屋市交通局が運営)の駅では、今年の夏からエスカレータの乗り方について、注意喚起を促すチラシの掲示を開始。地下鉄全駅のエスカレータ乗り口付近に「歩いたり、走ったりしないでください」「二列で立ち止まってご利用ください」などと書いた6項目の注意書きを掲示しているようなりが、これがワープロベタ打ちの目立たないチラシのためにほとんど無視されている上に、たまたまチラシを見て二列で乗った人が急いでいる人と小競り合いになるといったケースが出てきているのだとか。突然掲示された「エスカレータの乗り方」を守れば良いのか、無視しておけば良いのか。非常に分かりにくい状況が生まれているというなりよ。

ちなみに名古屋にはいくつかの鉄道会社が乗り入れているなりが、JR東海と名古屋鉄道にエスカレータの乗り方に対する考え方を問い合わせてみたなりね。すると、次のような答えが返ってきたなりよ。

・JR東海
「当社はエスカレーターのご利用方法について特にルールを定めてはおりません」

・名古屋鉄道
「弊社施設のエスカレーターは設置箇所及びエスカレーターの移動距離が短く、現状ではエスカレーターのご利用に対しての混乱はない」
「エスカレーター利用方法等に特別な規制は現状ではいたしておりません」

と、いうことなので、同じ名古屋でも地下鉄だけが「分列搭乗」に否定的な立場を取っているわけなり。利用者にしてみれば、「あっちは良くて、こっちはダメ」というのは感覚的に分かりにくいなりよね。まあ今のところ地下鉄の注意喚起はほとんど守られていないのが現状のようなので大きな混乱には至っていないようなりが、地下鉄が今後PRを強化し、この方針を徹底していった場合に、エスカレータの乗り方を巡って新たなトラブルが発生する可能性も有りそうなりか。

大都市ほど急いでいる人が多いのは確かだし、特に東京の地下鉄は極端に深いところを走っている路線も多いので、「エスカレータなんて悠長に上っていたら会社に遅刻してしまう!」という人の気持ちもすごく分かるなりよ。例えば地下鉄の中でも特に深いところを走っている都営大江戸線なんかは、ホームから改札口まで、エスカレータを立ち止まって上っていたら10分くらいはかかる駅もザラ。朝のラッシュ時には、我先にとエスカレータを駆け上る人が後を絶たないのは、構造上仕方がないことなのかもしれないなり。

コ○助は東京の人なので東京的な発想なりが、二列に分かれて乗るスタイルは合理的だと思うので、あとは駆け上がる人の心がけの問題のような気もするなり。あえて鉄道会社や自治体が「分列搭乗」を止めさせるべく動くのではなく、一人一人が危険性があることを認知して行動するよう心がけることが大事なのかな、と。綺麗事に聞こえるかもしれないなりが、そういった方向での周知を徹底させたほうが建設的だと思うなりよ。だって、急いでいる人に「急ぐな」というのは無理があるじゃないなりか。最近はエスカレータだけで階段が無い場所も増えているので、エスカレータを駆け上がらなければならない人がいるのは仕方がないなりよね。

きっといろいろな意見があるとは思うなりが、皆さんはどうなりか? 「分列搭乗」はやめたほうが良いと感じている人は結構いるなりかね。ま、いずれにしても、心と時間にゆとりを。それですべては解決するはずなり。エスカレータを駆け上がるのであれば、周囲の人に迷惑をかけないという、当たり前の心配りを!

※そうそう、名古屋でのエスカレータの乗り方は基本的には東京と同じスタイルらしいなりよ。左側が立ち止まってゆっくり上る(下る)人用のレーン、右側が急いで上る(下る)人用のレーン。大阪のほうが近いのになぜなりかね(笑)。

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