あぁ、よりによって｢スポンジボブ｣の人形だなんて…。アメリカの子供番組専用チャンネル "Nickelodeon" にて1999年から放映が始まり、子供中心にカルト的なファン層を持つ "SpongeBob ScuarePants"。

主人公が海に住むスポンジ（海綿なのか？でも真四角だしなぁ…）で、仲のよい相棒がヒトデと言う、何がなんだかわからないアニメです。内容はアメリカのアニメにありがちな、ハチャメチャ系。｢トムとジェリー｣のスピード感に似てますか。

とはいへ、ウォール真木自身もあんまり観た事が無いんです。実は大嫌いだから…。日本の可愛らしいアニメの絵に慣れた目から見ると、アメリカのキャラクターって｢なんだこりゃ？｣みたいに可愛らしくないものが多いのですが、スポンジボブにいたってはワザワザ下品に作画してるって感じです。しかもクレヨンしんちゃんみたいにお尻よくさらけ出しておゲレツだし(笑)。子供にはあまり見せたくないなぁ。さっさと放映中止になってくれと願わずにはいられない、コンサバな母親がここに一人おります。

が、このアニメの人気はとどまるところ知らず。とうとう映画まで作られちゃいまして。今月19日の公開から、興行収入がざっと60億円と言う、かなりのヒットだそうです（汗）。

で、この映画のスポンサーでもあるファストフード･チェーン店のバーガー･キングが劇場公開の時期と合わせて、宣伝のためにスポンジボブの大型バルーン人形を製作して、店頭の屋根に飾ってあるんだとか。大きさはなんと18メートル四方もあるそうで…。あぁ、見たくないそんな馬鹿デカイ、にやけた顔のスポンジボブなんてっ（本当に嫌い）。

しかし私とは対象的に、このスポンジボブの巨大人形が欲しくてしょうがない人が全米に多発しているらしく…。なんと10州にも及ぶ各地で盗難事件が相次いでいるんだそうです。盗んだとてどこに飾るんだか(笑)。

宣伝用の人形とは言え、1体の価格が5万円以上する人形。これが盗難に次々にあっているバーガー･キングは、映画の人気を反映しているとは言え痛手は大きいようです。そこで提案。これ以上盗まれるのを防ぐために、いっそのこと全店で取り払っちゃあいかがでしょうか。私としてはもう街中でスポンジボブ見かけなくてすむし。一石二鳥。