ニューヨークのラーメン熱は本当か?

2004/11/30 12:13 Written by コ○助

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今年の夏あたりから、にわかに話題となっているニューヨークのラーメンブーム。今月10日にはニューヨーク・タイムズが日本のラーメン特集を2ページに渡って掲載したことで、さらなる注目を集めているなりね。ちなみに、ニューヨーク・タイムズは食の批評は的確というのが専らの評判で、日本人のラーメン好きの実態を織り交ぜて伝えたこの記事によって、折からの「日本食ブーム」に拍車がかかったとも言われているなり。

ニューヨークのラーメン店で数年前から注目されているのは「来々軒」。ラーメン、餃子、チャーハンといった日本のどの街にでも有りそうな中華料理店と同じスタイルのお店で、若者を中心に人気を集めているというなりよ。醤油ラーメンのほかに味噌ラーメンもメニューにあるようなりが、日本の洗練されたラーメンの味に比べると、どうしても「う〜む」と唸ってしまうような味なのだとか(笑)。まあ、日本のラーメンは競争が激しすぎて、どこで食べてもそこそこ美味しいラーメンになっているなりからね。比べるのも酷なりが、アメリカでは目新しさも手伝って、人気になっているようなりよ。

ニューヨークにはほかにも世界展開している大手熊本ラーメンチェーンの「味千拉麺」や、醤油、味噌、塩とオーソドックスなメニューからカレーラーメに至るまで各種ラーメンが楽しめる「めんくい亭」、昼はとんこつラーメン、夜は居酒屋の「めんちゃんこ亭」などなど、結構いろいろなラーメン店があるようなりが、最近注目されているのが「モモフク」というラーメン店で、ニューヨークのラーメンブームを伝える記事には必ずと言って良いほど登場してくるお店なりね。

「モモフク」オーナーのデービッド・チャン氏はニューヨークの高級レストランで経験を積んだ後、2002年9月から8か月間日本に滞在し、ラーメン店で修業。そのかたわら「中野や荻窪など300以上のラーメン店」を巡り、日本のラーメンの味を徹底的に研究したというなり。そしてアメリカに帰国後、アメリカ人の苦手な魚ベースの和風だしではなくベーコンなどの肉をベースにした新スタイルのラーメンを開発。8月に「モモフク」をオープン後は、客足も順調で、好評を博しているというなり。そのラーメンに対する情熱と、日清食品創業者の安藤百福氏から取ったと思われる店名へのこだわりから、何やら非常に熱いものを感じるなりね。

寿司のようにヘルシーなわけでもないラーメンが、健康志向が流行している現在のアメリカでブームになっているのも面白いなりが、豚、牛、鳥など、さまざまな肉の味がベースになっているラーメンはアメリカ人の口にも合いやすいようで、本当にニューヨーカーの間では話題の的なのだとか。今回のブーム、どうやら本物のようなりね。

こうした状況は、もしかしたら日本の有名ラーメン店がアメリカに進出する大チャンスが到来しているのかもしれないなりね。きっと、本当に美味しい日本のラーメンがアメリカに進出したら、アメリカ人もビックリするはず。数多あるラーメン店の中から、海外進出を果たす店が出てきても、そう不思議なことでは無さそうなり。

このブーム、どこまで続き、拡大していくのか注目しておきたいなりね。

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