オリックスが岩隈久志投手の引き留めを断念、トレードへ。

2004/11/30 10:56 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


今季15勝2敗、防御率3.01の成績を残して近鉄のエースの座を不動のものにし、オリックスとの合併球団でもエースとして期待されている岩隈投手なりが、合併の正式決定後は「オリックスでプレーする気にはなれない」と一貫して合併球団入りを拒否しているなりよね。これまで何度も球団側からの慰留が行われているなりが、29日に小泉隆司球団社長と会談した結果、どうやらオリックスは引き留めを断念し、トレードに出す方針を固めたようなりよ。

岩隈投手はこの会談の中で「できるなら楽天でやりたい」と直訴。義父の広橋公寿守備走塁コーチが所属し、真っさらな状態から再スタートを切れる楽天への移籍をかねてから希望していたなりが、改めて球団トップに訴えたかたちなり。会談後に岩隈投手が明かしたところでは、小泉社長から初めて「トレード」という言葉が飛び出し、具体的にどういったトレードの形態が望ましいか、ということまで話が及んだというなり。

オリックスとしては絶対必要な戦力と認めながらも、これ以上の問題の長期化を避けたい意向もあり、交換トレードなら放出も検討する方針に転換したようなり。そのため、戦力的に交換要員を用意できない楽天はトレード先候補からは外れ、残りの10球団が対象となるなりね。まあこれは分配ドラフトを行ったのに楽天に移籍するというのは道義が通らないので、ここは岩隈投手も譲歩するべきところなのではないかと。

トレード先としては、現時点で名前が挙がっているのは巨人、中日、阪神のセ・リーグ3球団。やはり同一リーグへエースを放出するのは抵抗があるようなので、セ・リーグの球団が交渉相手の軸になりそうなり。各新聞の報道を見てみると、巨人は高橋尚成投手+α、中日は野口茂樹投手+α(平松一宏投手や遠藤政隆投手の名前も)あたりが交換要員になりそうな感じ。阪神も「関西のエース」獲得に興味があるようなりが、まだ交換要員候補の具体的な名前は出てきていないなりね。巨人、中日の交換要員候補と釣り合う選手となると、阪神だと福原忍投手+吉野誠投手くらい? と想像してみるなりが、選手層が厚い巨人には交換要員の質では敵わなそうなりねぇ。

いずれにしても、12月に入ると共に、岩隈投手の周囲が慌ただしくなりそうな流れになってきたなりね。膠着状態から、新たな局面を迎えそうな岩隈投手移籍問題。どのような落としどころを見つけるのか、注目しておきたいところなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.