シャープとソニー・エリクソン、FOMA端末開発で協業。

2004/11/29 17:12 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


端末開発費の高騰に伴い、最近は各メーカーがタッグを組んで共通の仕様を策定し、それに沿ったかたちでメーカーごとに端末を投入するのがトレンド。NTTドコモのFOMAだとNECとパナソニック・モバイルコミュニケーションズ、富士通と三菱電機、auのCDMA 1Xではカシオ計算機と日立製作所がすでに協業を行っているなりね。協業によってソフトウェア部分が共通仕様になるケースが多いため、外観や型番は各メーカーで異なるものの、中身はほとんど同じ、ということもあるわけなり。

こうした協業は、もはや端末開発を続けていく上では避けられない流れとなっており、これまで単体で開発を続けてきたシャープとソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズもその流れに乗ることを決断したようで、FOMA端末の開発に関して協業していくことが発表されたなりよ。

協業の内容は基幹部分のソフトウェア開発や、ハードの部分的な共有化などの部分。また、今後発売する両社のFOMA端末にはOSにSymbian OSを採用することも明らかとされたなり。先の携帯電話端末の満足度調査で1位に輝いたシャープと、コアなファンを抱えるソニー・エリクソンの協業。高い評価を受けているシャープの充実したソフトウェアが、ソニー・エリクソンのジョグダイヤルで動く……。ソニー・エリクソン好きとしては、非常に魅力を感じる端末が生まれそうな気がして、ワクワクするなりねぇ。

NTTドコモのユーザーにとって何よりも嬉しいのは、これまでFOMA向けに端末が投入されず、「なぜFOMA端末を開発しないのか」がたびたび話題となっていたソニー・エリクソンが、シャープとの協業によって参入することが具体的に明らかになったこと。まだ詳細な端末発表時期は未定なりが、来年中に登場することは間違い無さそうなりね。噂では廉価版FOMAの700iシリーズ向けに投入されるとか、されないとか。

先日発表された901iシリーズにも目玉となるべき端末がなく、やや停滞感が漂う最近のNTTドコモ。今回のシャープとソニー・エリクソンの協業によって生まれる端末が、現在の状況に喝を入れるような、刺激的な端末になると良いなりね。どんな端末が登場するのか楽しみなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.