DDIポケット、「ジャケットフォン」端末を参考展示。

2004/11/27 14:34 Written by コ○助

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PHSの通信モジュールをさまざまな形状の空の端末(=ジャケット)に挿し込むだけで電話機として機能するという、新たなスタイルを提唱しているDDIポケットの「ジャケットフォン」。昨年9月のWPC EXPOで初めてコンセプトが披露され、今年7月のWIRELESS JAPANで超小型の通信モジュールが参考展示されていたなりが、26日に行われたDDIポケット主催の報道機関向け勉強会に、さらに進化した「ジャケットフォン」が参考展示されたなり。

展示されていたのは、WIRELESS JAPANにも出品されていた10円玉大の通信モジュールと、初お披露目となるさまざまなスタイルの「ジャケット」のモック。通信モジュールが極端に小さいために「ジャケット」も小型化が容易なのが特徴で、NTTドコモの「premini」よりも小さい端末や音楽プレーヤー型の端末、腕時計型、PDA型などの端末が展示されていたようなり。

まだ「ジャケットフォン」をイメージしたモックの段階なのでデザインもこなれていないなりが、回線契約をした通信モジュールを挿す端末を変えるだけで、いろいろな端末を利用できるのは楽しそうな感じがするなりよね。

DDIポケットとしては、「ジャケットフォン」を導入することで、PHS端末のノウハウの無いメーカーでも容易に端末開発に参入しやすくなると踏んでいるようで、現在の音声端末のメーカーが極端に少ない状況の打開策としても期待しているようなり。

端末は高機能化に伴って開発費が高騰していることから、現状ではなかなか参入メーカーが増えないのは仕方がないこと。でも、「ジャケットフォン」が導入されれば、通信モジュールと共通のインターフェース部分をDDIポケット側が提供することができるため、メーカー側はデザインやコンセプトなど、比較的コストをかけずに端末開発に参入することができるなりね。

製品化するにはまだまだ時間がかかるようで、とりあえず来年をめどにプロトタイプを完成させる予定なのだとか。商品化はその後なので、再来年あたりから市場に投入されることになるかもしれないなりね。現在の端末メーカーからはおよそ見当も付かないような、「え! こんなメーカーも端末作るの!?」という驚きを、ぜひともユーザーに届けて欲しいものなり。

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