高倉健が張芸謀監督の新作「千里走単騎」に主演。

2004/11/23 12:11 Written by コ○助

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近年は映画への出演もそれほど多くなく、すっかり寡作の人という印象になってしまった高倉健なりが、「渋さ」で言えば高倉健の右に出るものがいないだけに、新作の公開を心待ちにしているファンも多いなりよね。かねてから韓国や中国といったアジアの作品に出演するという噂が流れていたなりが、どうやら高倉健の次回作は世界的巨匠であるあの張芸謀監督の新作「千里走単騎」(単騎千里を走る)に決定、すでにクランクインしているというなりよ。

張芸謀監督は、ここのところ「HERO」や「LOVERS」といった派手なアクション映画でハリウッドを席巻しているなりが、今回の「千里走単騎」は原点に立ち返ったような作品になるようで、高倉健は「病気で倒れた民俗学者の息子の代わりに、京劇の撮影のため中国に渡る父親」という役どころになるようなり。テーマはズバリ、父と子の心の交流。息子役には中井貴一が、その妻役には寺島しのぶの起用も決定しており、日本で「演技派」として定評ある役者が顔を揃えることになるなりね。

そもそも、この企画は張芸謀監督が高倉健を主演にした作品を撮りたいと熱望したことから実現したもので、2000年に初対面をした時から「いずれは製作を」と温められてきたものだというなり。張芸謀監督は初対面を果たす前から、高倉健のファンだと公言していたなりね。なので、今回の「千里走単騎」は張芸謀監督にとっても思い入れの強い作品というわけなり。

高倉健の海外作品というと、リドリー・スコット監督の「ブラック・レイン」やフレッド・スケピシ監督の「ミスター・ベースボール」があるなりが、いずれもスクリーンの中で圧倒的な存在感を見せていたなりよね。まあ「ミスター・ベースボール」は作品的に微妙ではあるなりが、「ブラック・レイン」では完全に主演のマイケル・ダグラスを喰っていたし、鬼気迫る松田優作との競演は実に迫力あるものだったなり。今回の「千里走単騎」は趣がガラリと異なるなりが、不慣れな海外のスタッフの中でも、きっと重厚な存在感を見せつけてくれるはず。特に、題材が題材なので、高倉健の本領が発揮されそうな予感がするなり。

日本での公開時期などは一切未定のようなりが、高倉健と張芸謀監督のタッグは大きな話題を呼ぶこと間違いなし。継続してチェックしていくことにするなり。どんな作品になるのか楽しみ、楽しみ。

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