アニメ「ドラえもん」の声優、大山のぶ代ら5人が降板。

2004/11/22 05:01 Written by コ○助

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放送開始から四半世紀、国民的アニメの「ドラえもん」なりが、ドラえもんの声を担当している大山のぶ代を含め、主要キャラクターの5人の声優が来春で降板することが明らかとなったなり。声優の交代は作品のイメージをガラリと変える可能性が高いのでかなりのリスクを伴うなりが、声優の高齢化と、25年という節目を迎えたことで交代することが決定したようなり。しかしいつかはこのニュースが流れることは分かっていたとはいえ、実際に目にするとかなり衝撃的なりねぇ。

現在、「ドラえもん」の主要キャラクターの声を担当している声優は次のとおりなり。

ドラえもん 大山のぶ代  1936年10月16日 68歳
のび太   小原乃梨子  1935年10月02日 69歳
ジャイアン たてかべ和也 1934年07月25日 70歳
スネ夫   肝付兼太   1935年11月15日 69歳
静香    野村道子   1938年03月31日 66歳

パッと見てわかるように、小学生のキャラクターを演じているのはいずれも60代後半から70代の声優。仮に「ドラえもん」が今後も未来永劫愛され続けるアニメとして存続していく場合、20年、30年後に現在の声優が現役で頑張れるわけではないので、タイミングとしてはそろそろ、という感じではあったなりよね。

「ドラえもん」の声優は一貫してこの5人だと思っている人も多いかもしれないなりが、実際にはここに名前が挙がっている声優は何代目かだったり、一時期代役を立てていたことがあったりするなりよ。そもそも、今でこそテレビ朝日系の看板アニメとなっているなりが、アニメスタート時には日本テレビ系で放送されていたのは有名な話。1973年に放送されていた日本テレビ版の「ドラえもん」の声優を見てみると。

ドラえもん 富田耕生(途中から野沢雅子)
のび太   太田淑子
ジャイアン 肝付兼太
スネ夫   八代駿
静香    恵比寿まさ子

野沢雅子といえば、「ドラゴンボール」の悟空役や「ど根性ガエル」のヒロシ役、「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎役などでおなじみの声優界の巨人。ドラえもんの声をやっていたことがあったなりね……。面白いのは、日本テレビ版でジャイアン役を担当していた肝付兼太がテレビ朝日版ではスネ夫を担当していること。スネ夫の声がジャイアンに当てられていた……ちょっと想像つかないなりね(笑)。

長年親しまれてきたアニメの声優がチェンジした例としては、「ルパン三世」や「サザエさん」などがあるなりが、画風も変わってしまった「ルパン三世」は作品としての評価が真っ二つに割れているものの、「サザエさん」に関してはすっかりなじんでいるように思うなり。「ドラえもん」も最初は戸惑うことは間違いないなりが、声優交代はいつかは実施しなければならないこと。例え違和感があっても、暖かな目で見守ってあげたいなりね。そのためにも、後継の声優には多くの人が納得できるような人選に期待したいものなり。

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