「カネで買えないものはない」堀江貴文氏インタビュー。

2004/11/21 00:57 Written by コ○助

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今年のプロ野球参入問題に絡んだ大量露出によって、一般の人の間でもすっかり有名人になってしまったライブドアの堀江貴文社長。マスコミの取り上げ方も好意的なものから批判的なものまで、実にさまざまな角度から堀江社長という人物が語られているなりよね。

例えば、好意的なものだと、東京大学を中退してライブドアを築き上げ、32歳の若さにして六本木ヒルズにオフィスと自宅を構えるまでに成長させた企業人、そして富豪としての側面。逆に批判的なものだと、ライブドア創業時に交際していた女性の父親から出資を仰いだものの、女性を切り捨てるかのように別れたという話や、堀江社長との対立から創業時のメンバーがほとんど残っていない状況などなど。まあ良し悪しは別にして、堀江社長がどのような人物で、ライブドアがどのように大きくなってきたのかということは、多くの人が知るところとなったなりよね。

堀江社長自身もメディアへの露出を好んでいるようなので、テレビや雑誌のインタビューにもしばしば登場しているなりが、朝日新聞にロングインタビューが掲載されていたなりよ。プロ野球参入問題が決着したあとのインタビュー記事はそれほど見かけていないので、ちょっとご紹介しておくことにするなり。

「プロ野球はもともと、リスクゼロの挑戦だったから、選考に漏れても損はなかったし、すぐ忘れました」
「競馬は、マスコミの取り上げ方は派手ですが、何百もある新規ビジネス案件の一つ。まあ、ボチボチじゃないですか」
「僕、ビジネスでも、同じ人に会うのは、せいぜい1、2回。あとは担当者に投げちゃいます」
「大学には、ほとんど行ってません。東大は、入ったことが重要で、あとは、『何年入学だよね』『あっ、同じじゃない』って、人脈も勝手にできるんですよ」
「(サラリーマンになろうと思ったことは)一度もないですね。まず、搾取されるじゃないですか。いちばんこき使われて、大卒の初任給が22万円とか」
「米国に行ったら、自分はワン・オブ・ゼムにすぎないんですよ。日本だから、『変なヤツ。クレージーだ』と言われながらも、オンリー・ワンなんですよ」
「世の中、おカネで買えないものはないし、おカネの前ではすべて平等なんです。いくら貧乏でも、才能があれば、それをおカネに換えられるし、頑張った分だけ報われる」
「夢みたいな感傷的なもの、持たなくていいんですよ」

いつもながらの堀江節が出ているなりね(笑)。言っていることはさほど突拍子もないことだとは思わないなりが、要は言い方なりよね。意図的に挑発的な言動を取っているのか、単に性格的なものなのかは分からないなりが、こういった言い回しが敵を作っているのは事実だと思うなりよ。もちろん、逆にこういう立ち振る舞いの堀江社長に好感を持つ人もいるのかもしれないなりが。

堀江社長はいつでも自信満々。でも、実際にライブドアのサービスを利用してみて、「なんだこのしょっぱいサービスは」と感じる人は多いと思うなり。先行するほかのポータルサイトに比べると、見た目(=サービスの種類)は同じようなものが揃っているものの、その中身(=サービスの質)はかなり未熟と言わざるを得ないだけに、いずれ堀江社長の自信が、ライブドアの充実度と比例するようになると良いなりね。

便利に利用できるサービスが多くて困ることは無いので、ライブドアにはこれからも、Yahoo! Japanに追いつけ、追い越せを目標に頑張って欲しいものなり。

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