市場が急成長する「電子辞書」、カシオが考える今後のあり方。

2004/11/19 09:18 Written by コ○助

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いやはや、最近の電子辞書ブームは凄いなりよね。2004年度は台数で335万台、金額にして570億円の市場に成長する見込みのようで、「第一の熟成期を迎えている」というほどなりよ。そう言われてみれば、確かに量販店などで電子辞書の売り場が大きくなっているような気が。

コ○助が初めて電子辞書を手にしたのは小学生の頃、かれこれ12〜3年ほど前の話なりが、当時から機械モノが好きだったコ○助は「こんな小さい機械に辞書が詰め込まれているとは!」と純粋に驚いていたものなりよ。まあ小さいと言っても、今から思えば重いし、電池持ちも悪いし、相当使い勝手の悪い代物だったなりが(笑)。それでも、最先端のニオイを感じる製品として、電子辞書を愛用し続けていたなりね。

当時の電子辞書は、ICカードのようなもので、あとからさまざまな辞書を追加できるタイプのものが主流だったなり。コ○助が持っていた電子辞書(製品名失念)も「英和辞書」「和英辞書」「国語辞書」「漢字辞書」などのICカードを5,000〜6,000円くらいで購入して、本体に挿して使うというものだったなりよ。今、振り返って考えると結構割高な製品だったなりねぇ。本体価格も結構高かったような記憶があるし。

最近の電子辞書は、何十もの辞書が最初から詰め込まれているタイプのものも多いなりよね。英和、国語などの基本的な辞書はもちろん、広辞苑や家庭の医学事典なんかも最初からインストールされているもの。複数の辞書の横断検索ができる機種も多いし、非常に便利そうだなぁ、とは常々思っているなりね。あまり辞書を使うシチュエーションが無いことと、調べごとはすぐにネットで出来てしまう生活をしているので、今のコ○助には電子辞書を購入する必然性が無いなりが、一家に一台置いておきたい製品だとは思うなり。

さて、そんな電子辞書の市場をけん引しているメーカーのひとつがカシオ計算機。現在、なんと40種類以上の機種を投入しているというなり。このカシオ計算機が、今後の電子辞書のあり方についてどう考えているのかについてまとめた記事が、ITmediaに出ていたなりよ。面白い記事だったので、紹介しておくなりね。

「電卓に、スケジュールや辞書機能を組み込もうという多機能化の発想が、電子辞書のスタートです」
「カシオは電卓がルーツのメーカーだからでしょうか、キータッチや電池の持ち時間についても開発陣のこだわりが結集しています」
「キー配列や画面表示など、マニュアルを見なくてもある程度は使えるようにしています」
「これから発展させてていきたいのは“音声”と“コンテンツの拡張性”です」
「電子辞書にできなくて紙の辞書にできることしては、“ページを見開いたときの一覧性”や“書き込みできること”などかと思います。こうした紙の辞書ならではのメリットもあるので、両者をうまく使い分けていくのが望ましいあり方だと思います」

英和や和英の辞書を積んだ電子辞書には、すでに音声で発音する製品も多いなりが、これは電子辞書ならではといった感じで便利な機能なりよね。価格やスペックとの兼ね合いにもなるとは思うなりが、例えば動画や写真と組み合わせた辞書を搭載したりするのも、今後当然有り得る方向性だと思うなりよ。マイクロソフトがパソコン用に発売している「エンカルタ 総合大百科」のようなインタラクティブな辞書が、手のひらサイズの電子辞書で実現されたら、かなり魅力的なりねぇ。

そういう意味では、まだまだ電子辞書が進化していく余地はあるので、これからもっと魅力的な製品が出てくるのは確実。電子辞書の初期の頃の製品を知っているだけに、なんだかとても感慨深いものがあるなり。コ○助も一台、何か購入しておくなりかねぇ。ちょっと広辞苑とか現代用語の基礎知識とかが入っている電子辞書は欲しいかもしれないなり。年末の物欲リストに入れておくなりか(笑)。

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