阪神も参戦、韓国の2冠王をめぐる争奪戦が勃発。

2004/11/13 09:12 Written by コ○助

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最近は外国人選手獲得の際に、よく耳にするのが「アメリカも人材不足だ」という言葉。メジャーの球団が拡張されて以降、日本に来るような3Aとメジャーの中間くらいの実力を持つ選手が極端に獲得しづらい状況になってきていると言われているなりよね。そのため、最近はアメリカ以外の韓国や台湾などで活躍する元メジャー&3Aの選手を獲得する流れができているなりが、今年は横浜のタイロン・ウッズ内野手の成功も手伝って、韓国で活躍している選手がトレンドとなっているようなりよ。

水面下で激しい争奪戦となっていると言われているのは、今年の韓国プロ野球で首位打者と本塁打王の2冠を獲得したクリフ・ブルンバ外野手。141試合に出場打率.343、33本塁打、105打点の成績を残しているパワフルな打者なり。メジャーではレンジャーズ、ロッキーズ、ホワイトソックスと渡り歩いたものの、21試合の出場に止まるなど、完全に韓国で才能が開花した選手なりね。

ブルンバ選手の調査に最初に乗り出したのはロッテ。9月の段階でボビー・バレンタイン監督がブルンバ選手などを視察するために緊急渡韓。ほかの選手の調査も併せて行われていたようなりが、ブルンバ選手にも熱い視線が送られていたというなり。その後、ダイエーやオリックスも争奪戦に参戦。そしてさらに阪神が参戦を決め、争奪戦は激しさを増している状態となっているなり。

まだどの球団も正式に接触しているとの情報は無いなりが、ここまでの争奪戦に発展しているのは単に成績が良かったからというだけではなく、今季のブルンバ選手の年俸が22万ドル(約2,300万円)程度と非常に格安な点が大きいようなりよ。仮に3〜4倍の年俸を払っても、アメリカから「元メジャー」という肩書きの選手を何億円も払って獲得するよりはリスクが低いと考えるのは当然なりよね。

争奪戦への参戦が最後発となった阪神は、ウッズ選手獲得のために用意していた10億円近いいわゆる「ウッズ資金」を惜しみなく投入するようなので、先行していたロッテ、ダイエー、オリックスにとっては強敵。岡田監督が熱望する「右打ちの外野手」という条件にも合致していることから、遮二無二に獲得に動く可能性は高そうなりか。

ただ、阪神は以前から少し色気を見せていたヤクルトのアレックス・ラミレス外野手が移籍する可能性が出てきているようなので、こちらに方針転換する可能性も。まあ個人的には、あんまりあちこちに浮気心を出さずに、しっかりと狙いを定めた選手をキッチリと獲得して欲しいところなりが……。

韓国の2冠王、ブルンバ選手は何処へ。争奪戦の行方に注目なりね。

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