西武に身売り報道、球団代表は困惑。

2004/11/06 12:21 Written by コ○助

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楽天の新規参入によって12球団の枠組みが維持でき、ひとまずホッとしていたのも束の間。ダイエーの球団売却が連日紙面を賑わせているなりが、今度は西武に球団売却報道が出てきたなり。西武はこれまでもロッテとの合併の噂が流れたり、堤義明オーナーが辞任を発表した際の記者会見で「パ・リーグが成り立たなくなり倒産状態になった」「体力のある会社が経営メリットがあると思えば(球団を)持っていることもできるだろう。(だが)経営努力では補えない部分もある。あとは新社長(西武鉄道・小柳社長)がどうするかですが、新社長はドライだからどうなるか分かりません」と語っていることから、球団売却の可能性は常に指摘されてきたなりね。

日経新聞によると、西武ライオンズの親会社であるコクドの主力であるレジャー事業の不振が続いている上に、借入金負担が増えているほか、西武鉄道の有価証券報告書過少記載問題に絡んで株価が急落したことで財務体質が劣化。球団を売却し、プロ野球から撤退する方針を固めたというなり。すでに複数企業に売却の打診をしているというなりよ。

具体的に相手の企業名は明らかになっていないなりが、以前、西武の買収に関心があると報道されたことがあるテレビ朝日は、この「複数企業」に名を連ねている可能性が有りそうなりよね。テレビ朝日は日本テレビ(読売新聞)が巨人、TBSが横浜、フジテレビ(サンケイグループ)がヤクルトを保有していることに対抗する意味でも球団保有に関心が高いと言われており、また、資金力も豊富なことから実際に交渉に入れば売却先としては有力なのではないかと。

この報道を受けて西武の星野好男球団代表がコメントを出しているなりが、「分からない。一切聞いていない」と困惑している様子。この手の話はデリケートな問題なので仮に知っていたとしてもこういったコメントを出すのが常なりが、一部報道と球団代表のコメント、どちらを素直に受け取れば良いなりかねぇ。

いずれにしても、コクドの経営が悪化しているのは事実。球団が赤字を出す「お荷物」的な存在なのもまた事実。この2つの事実が合わさることで球団売却という選択肢が導き出されること自体は不思議では無いので、今後しばらくは推移を見守る必要が有りそうなり。

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