2日にグランドオープンした「国立科学博物館新館」。

2004/11/04 16:11 Written by コ○助

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コ○助は東京・上野にある国立科学博物館が昔から好きで、小さい頃には親に連れて行ってくれとせがんだり、学校の社会科見学で行くのをワクワクしていたりと、コ○助にとっては非常にトキメキ度が高い施設だったなりよ。動物園とはひと味違う、剥製になった動物たちの展示や、宇宙に関する展示、恐竜の骨格標本の展示など、多岐に渡る展示はまさに「知のエンターテインメント」といった趣。できることなら、毎日……とは言わないなりが、月に1回くらいは遊びに行きたいといつも思っていたものなり。

展示の中で、最も魅かれていたのはミイラや干し首。ひょっとすると常設展示ではなく、特別展か何かで見たのかもしれないなりが、小学生の時に初めて見たミイラや干し首の衝撃ったら無かったなりよ。「え! これが人間なのか」という純粋な驚きと、そういったものが東京に居ながらにして見られるという感動が、幼少期のコ○助に電撃を走らせたものなりよ。この話は以前なにかの話題の時にも触れたことがあったかもしれないなりね。

昔は国立科学博物館は本館しか無かったなりが、1998年からは新館の常設展示がスタート。この頃になるとコ○助も大学生になって忙しくしていた頃なので国立科学博物館新館の存在にすら気が付かないでいたなりが、先行して展示が始まっていた部分に加え、このたびようやくすべての展示を開始させることになったなりね。11月2日にグランドオープンを迎えたということで、いくつかの媒体に国立科学博物館新館に関する記事を見つけることができるなりが、毎日新聞の社説(11月4日付け)を少し見ておくと。

「『地球生命史と人類』を新館全体のテーマとし、なかなか迫力のある展示品がそろっている」
「新展示のひとつの売り物は、大型哺乳(ほにゅう)類115体と鳥類164体の剥製(はくせい)標本だ」
「手薄だった江戸期以降の日本の技術史にも1区画を割いた。(中略)大人の気も引くのではないか」
「社会人を視野に入れた閉館時間の見直しも必要だ。通常の午後4時半はいかにも早い。週に何日かは夜遅くまで開いてみてはどうだろうか」

グランドオープンの目玉のひとつは動物標本の充実。約8割がハワイ在住の日系実業家・ヨシモト氏が個人的に収集していた標本「ヨシモト・コレクション」で、1998年に国立科学博物館に寄贈されたものなり。「ヨシモト・コレクション」は世界的な規模で標本が収集されており、現在では調査が困難な地域の標本も含んでいるため、学術的にも非常に価値の高いもののようなりよ。身近なところだと、上野動物園のパンダやゴリラの標本なども含まれているのだとか。

ほかにも1956年に富士写真フイルムが開発した「国産初のコンピュータ」と言われる真空管式計数型計算機「FUJIC」や、1960年に開発された旧国鉄「みどりの窓口」の座席予約システム初期バージョン、1996年に宇宙飛行士の若田光一さんがロボットアームで回収した「宇宙実験・観測フリーフライヤー」(SFU)の実機などが展示されており、従来の国立科学博物館には無かった魅力が加わっているなりね。これはちょっと見てみたいかも。

毎日新聞の社説にも書いてあるように、閉館時間が早いのでなかなか見に行く機会が無いかもしれないなりが、大人が行ってもきっと童心に戻って楽しむことができるはず。新館のグランドオープンを機に、ひとつ国立科学博物館を訪れてみてはいかがなりか?

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