プロ野球新規参入は「東北楽天ゴールデンイーグルス」に決定。

2004/11/02 17:48 Written by コ○助

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新規参入が認められるのはライブドアか、楽天か。注目を集めた11月2日の実行委員会&オーナー会議なりが、全会一致で参入が承認されたのは、下馬評通り楽天のほうだったなり。この決定によりプロ野球には高橋ユニオンズ以来、実に50年ぶりの新球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」が誕生することになったなりね。

楽天承認の最大の理由は、楽天の経営体力がライブドアよりも勝っていると判断された点。「球団経営は赤字が前提」となることから、より赤字に耐えられる経営体力が重視されたようなり。まあこれは両社を比較すればサービスの質や財務面など、すべてにおいて楽天のほうが優れているのは一目瞭然なので、致し方ないことかと。また、Jリーグのヴィッセル神戸の経営に参画し、スポーツビジネスのノウハウを持っている点も高く評価。総合的に楽天のほうがライブドアよりも球団経営に相応しいと判断されたなりね。

最後まで強気の発言を繰り返していたライブドアの堀江貴文社長はこの結果を受けて記者会見を開いたなりが、参入競争に敗れたことについては多くは語らず、サバサバとした会見だったなりよ。

「12球団が維持できたこと、仙台に新しい野球チームができたこと。とりあえず皆さんが思っているような流れになったことは良かったと思う」
「仙台の新球団に私の力が発揮できないのは残念」
「ますますプロ野球が発展していけば良いと祈っている」

ライブドアが手を挙げなければ1リーグ制の流れになっていたのは可能性は高いので、12球団という枠組み維持のために奔走した点は評価できるなりよね。ただ、今回はちょっと相手が悪かったように思うなり。後出しジャンケンではあるなりが、楽天が手を挙げた時点で勝ち目は無かったのかな、と。

さて、新規参入が決定したことで、「東北楽天ゴールデンイーグルス」のスタッフも正式に発表されたなりね。

一軍監督 田尾安志(元阪神)
ヘッドコーチ 山下大輔(前横浜監督)
投手コーチ 小野和義(前近鉄一軍投手コーチ)
打撃コーチ 駒田徳広(元横浜)
守備・走塁コーチ 高橋真裕(前ロッテ一軍外野守備・走塁コーチ)
守備・走塁コーチ 広橋公寿(前西武一軍バッテリーコーチ)
バッテリーコーチ 山下和彦(前近鉄一軍バッテリーコーチ)
二軍監督 松井優典(前阪神ヘッドコーチ)

田尾監督はコーチ経験もない新人監督なりが、ヘッドコーチに山下コーチを据えているのは良いと思うし、駒田打撃コーチもフレッシュな感じで良さそうな感じなり。

参入が承認されたとはいえ、これはまだスタートラインに立っただけ。これから選手をゼロからかき集めなければならないだけに、これまで以上に苦労することも多いと思うなりが、来季からほかのチームと互して戦えるだけの戦力を揃えられるよう、頑張って欲しいなりね。

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