田臥勇太選手が開幕メンバー入り、日本人初のNBA選手に。

2004/11/02 12:19 Written by コ○助

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昨年、デンバー・ナゲッツと契約を結び「日本人初のNBA選手誕生か」と色めきたったものの、開幕直前に解雇され悔しい思いをした田臥選手。その後独立リーグABAのロングビーチ・ジャム(新潟アルビレックスの出資チーム)でプレーし、再びNBA挑戦の機会をうかがっていたなりね。そして今年9月、フェニックス・サンズと複数年契約を結び、開幕ロースターの12人枠に入れるかどうかに注目が集まっていたなりが、11月1日に発表された12人枠に見事選出され、日本人初のNBA選手が誕生したなりよ。

開幕ロースター入りについて田臥選手は「まだ正直、半信半疑な気持ちがある」「(NBA入りは)小さいころからの夢。本当に自分なのかという思いもある」とやや控えめなコメント。昨年、開幕直前で辛酸をなめた経験が慎重なコメントにさせているのかもしれないなりね。

田臥勇太選手のこれまでの経歴を簡単にまとめておくと。

1980年 神奈川県横浜市生まれ(10月5日)
1988年 8歳のときに、3歳年上の姉・志穂さんの影響を受け、バスケットボールを始める
1995年 大道中学校3年のときに出場した第25回全国中学校バスケットボール大会で3位
1995年 ベネッセコーポレーションのテレビCMでNBAのスター、パトリック・ユーイング選手と共演
1996年 バスケットボールの名門、秋田県の能代工業高校に入学
〜入学と同時にスタメン選手となり、以降、3年連続三冠(高校総体、国体、ウィンターカップ)達成〜
2000年 ブリガムヤング大学ハワイ校へ留学
2002年 トヨタ自動車アルバルクに入団
2003年 リーグ新人王に輝き、オールスターのファン投票でも1位に
2003年 トヨタ自動車アルバルクを退団
2003年 NBAマーベリックスのサマーリーグに参加
2003年 NBAデンバー・ナゲッツと契約も、開幕直前に解雇
2003年 独立リーグABAのロングビーチ・ジャムに入団
2004年 NBAフェニックス・サンズのサマーリーグに参加
2004年 フェニックス・サンズと正式契約、開幕ロースター入り

1メートル73センチという身長から、2メートルを超す大型選手が多いNBAでプレーすることに懐疑的な見方をする人が多かったのも事実なりが、こうしてNBA入りを現実のモノにしたことは本当に快挙なりよね。かつてメジャーリーグへの道を開拓していった野茂英雄投手のように、NBAを目指す日本人選手の目標となるような活躍を、NBAの場で見せて欲しいものなり。

ちなみにNBAは11月2日に開幕、サンズは3日に初戦を迎えることになっているなり。いきなりスタメン起用というのは難しいかもしれないなりが、選手の交代も多いNBAなので、田臥選手の出番がいきなり巡ってくる可能性は十分。デビュー戦でどのようなプレーを見せてくれるか楽しみなりね。

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