第17回東京国際映画祭が閉幕、グランプリは「ウィスキー」。

2004/10/31 23:04 Written by コ○助

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10月23日に華々しく開幕した第17回東京国際映画祭。1週間に渡って多くの人が東京国際映画祭の六本木ヒルズ会場と渋谷会場に直接足を運んでいたなりが、今年は作品の招待作品も豪華なラインナップで、なかなか見応えのある映画祭だったと思うなり。そして迎えた最終日の31日、今年のコンペティション部門の最高賞にあたる「東京グランプリ」にウルグアイのフアン・パブロ・レベージャ、パブロ・ストール両監督作品の「ウィスキー」が選出され、閉幕したなりね。

グランプリだけでなく、各賞も併せて発表されたので受賞結果をまとめておくなりね。毎年、東京国際映画祭のコンペティション部門は結構マニアックな作品が揃うので、受賞結果もなかなか渋いものとなっているなり。

審査員特別賞:「ココシリ/マウンテン・パトロール」(ルー・チューアン監督)
最優秀監督賞:イム・チャンサン監督「大統領の理髪師」
最優秀主演女優賞:ミレージャ・パスクアル「ウィスキー」
最優秀主演男優賞:オルジャス・ヌスパエフ「スキゾ」
最優秀芸術貢献賞:「ニワトリはハダシだ」(森崎東監督)
黒澤明賞:スティーブン・スピルバーグ、山田洋次

グランプリを受賞した「ウィスキー」は、平凡な中年男女のほのぼのとしたラブストーリー。日本では南米の映画というのは公開される機会も少ないなりが、「セントラル・ステーション」(ブラジル)や「シティ・オブ・ゴッド」(ブラジル)、「アモーレス・ペロス」(メキシコ)など、なかなかの秀作ぞろい。コ○助はウルグアイの映画というのは残念ながらこれまで観たことが無いなりが、「ウィスキー」は東京国際映画祭グランプリを受賞したことで日本でもそう遠くないうちに公開されるだろうし、楽しみなりね。どんな映画なりかねぇ。

審査員特別賞の「ココシリ/マウンテン・パトロール」はチベットの山岳地帯でロケを敢行した中国映画。鹿を守る義勇軍と密猟者との戦いを描いた、実話に基づいた作品だというなり。最優秀監督賞の「大統領の理髪師」は韓国映画。理髪師一家を描いたホームドラマのようで、韓国では大ヒットした作品なのだとか。

黒澤明賞は今年から新設された賞で、その年に活躍した世界的なプロデューサーや監督を対象に授与される賞のこと。両監督とも「2004年に活躍した」かと言われれば微妙な気もするなりが、まあ東京国際映画祭に参加した作品の中では大御所同士には違いないので、妥当な人選といった感じなりか。

コ○助は今年の東京国際映画祭では何本か作品を観たので、例年以上に充実していたなりよ。レッドカーペットで念願の生竹内結子を見ることができたし(笑)。また来年、東京国際映画祭にどのような作品が集うのか楽しみにしながら、今年はこれにて終了ということで。

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