インデックスがサッカー・フランス2部リーグのクラブを買収。

2004/10/25 14:52 Written by コ○助

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携帯電話向けのコンテンツ企画を中心に、さまざまなメディア展開を仕掛けているインデックス。一般にはソフトバンクや楽天ほどの知名度は無いなりが、傘下にはオークションサイト「ビッダーズ」や、通信端末の製造などを手がける「本多エレクトロン」、現在放送中のアニメ「MONSTER」や映画「メトロポリス」「千年女優」などを手がける「マッドハウス」、ゲーム制作会社「インターチャネル(旧NECインターチャネル)」など、名だたる企業が名を連ねているなりね。株式時価総額は約2,000億円。ジャスダック市場では楽天、日本マクドナルドホールディングス、シチズン電子に次ぐ株式時価総額となっている大きな企業なり。

インデックスはIT業界の中でも特に波に乗っている企業なので、ライブドアや楽天がプロ野球への参入を決めた際には「すわ、次はインデックスか」と一部では囁かれたりしていたもの。実際には何か具体的な情報があったわけでは無いなりが、「ライブドアが球団を持てるなら」という相対的な評価で、サイバーエージェントなどほかのIT企業と共にインデックスの名前も挙がったりしていたなりね。

パソコンだけでなく、携帯電話も通信速度が飛躍的に向上し、今後優良なコンテンツの確保が課題となってくることから、インデックスも将来的にはスポーツ関連事業に乗り出す可能性は指摘されていたなりが、まず手始めに買収したのはサッカーのフランス2部リーグのクラブ「GRENOBLE FOOT 38」だったなり。意外な気もするなりが、携帯電話のコンテンツ事業を世界的に展開しているインデックスなので、まあそれほど不思議なことでも無いなりか。

「GRENOBLE FOOT 38」の買収は、ITインフラ構築に取り組んでいるフランスのグルノーブル市との提携に関連して行われたもののようで、ヨーロッパでインデックスの知名度を広げる広告塔の役割を期待しての買収となるようなり。「GRENOBLE FOOT 38」はその名の通り、グルノーブル市に本拠を構えるクラブなりね。

今後はグルノーブル市のITインフラ構築の手助けをインデックスがしていくほか、「GRENOBLE FOOT 38」に関するコンテンツ配信やオリジナルグッズの開発などに乗り出していくようなり。また、日本企業としては初めてヨーロッパのサッカークラブの経営権を握ることから、そう遠くない将来に日本人選手の獲得も視野に入れながら「2年で1部リーグ昇格、5年後に1部優勝、10年後に欧州チャンピオンズリーグで優勝したい」と夢を膨らませているようなりよ。なかなかスケールの大きな話なり。

ちなみに、フランス2部リーグのル・マンにはアテネ五輪代表として活躍した松井大輔選手が所属しており、それに加えて「GRENOBLE FOOT 38」が日本人選手を獲得すれば俄然注目度が上がって行きそうなりよね。インデックスがどういったクラブ経営やコンテンツの展開を見せるのか楽しみなところなり。

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