明治大学の一場靖弘投手獲得に数球団が名乗り。

2004/10/23 10:56 Written by コ○助

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横浜が「栄養費」や「車代」を出していた事実が明るみに出たと思ったら、立て続けに阪神も同様の金銭を渡していたことが発覚。8月の巨人の渡辺恒雄オーナーに続き、両球団のオーナーも辞任するという大変な騒動になってしまったなりが、「ほかの選手にもやっていることなのに、なぜ一場投手だけ」という疑問は抱きつつも、倫理的なことを考えたらプロ野球への道が閉ざされる可能性を完全には否定できないなりよね。

ただ、一場投手本人は今後も野球を続けたいという意思を明らかにしているし、才能ある選手なのは疑いようのない事実なので、このままプロ入りできないのは惜しいところ。球界からも「一場投手が可哀想」という声が上がってきているようで、世論の動きを見ながら、数球団が獲得に乗り出す構えを見せているようなり。

さっそくコメントを出したのは中日の落合博満監督。「あの子(一場)の野球人生が終わっちゃうよ」と一場投手を心配しながら、獲得に関しては「今は何も決まっていない」と前置きしつつ、状況次第では「(獲得を)考える」としており、中日が獲得に乗り出す可能性は高いかもしれないなりね。ちなみに、中日には一場投手と同じ明治大学出身の川上憲伸投手(1997年ドラフト1位)がいるなり。

また、今年のドラフトでは東北高校のダルビッシュ有投手を指名する方針だった日本ハムも、他球団との競合を避けるべく、昨日の一件を受けて方針を転換しそうな流れになっているようなりよ。今村純二球団社長が「(一場投手は)欲しい選手。自由枠かどうかも含め、これから考えてみます」と語っていることから、こちらは積極的に獲得に乗り出す考えのようなり。

さらに、注目するべきはメッツの動向。8月に巨人からの金銭授受が発覚した際にも動きを見せていたメッツなりが、再び発覚した今回の一件を踏まえ、メッツ関係者が改めて「日本球界が難しいなら、ウチが獲ります」と明言。一場投手は日本でプレーしたいという意向があるようなりが、どの球団に入っても当面は金銭授受について言われ続けることになると思われるので、環境を変える意味でもメジャーに挑戦する、という選択肢もアリなのかな、と。

本来なら自分の行きたい球団に行けるはずだった一場投手にしてみれば、第3希望までの球団がすべて消えてしまったことは不憫ではあるなりが、こうしてまだ名乗りを上げてくれる球団があるのは不幸中の幸いなりよね。ドラフトでは、どこかの球団が指名してくれることを願うばかりなり。

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