ソーシャルネットワーキングの「mixi」が機能制限を実施。

2004/10/20 16:24 Written by コ○助

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会員以外はその中を見ることもできない閉じたコミュニティなので、「mixi」をやっている人以外には全く何のことか分からない話題なりが、「mixi」にとっては大きな転機とも言える機能制限の導入なので一応触れておくことにするなり。

そもそも「mixi」って何なのよ、という疑問を抱く人もまだたくさんいるかもしれないなりが、「mixi」は「GREE」と共に日本で最も人気のあるソーシャルネットワーキングサービスのこと。ソーシャルネットワーキングとは、IT用語辞典のe-Wordsに従えば「参加者が互いに友人を紹介しあって、新たな友人関係を広げることを目的に開設されたコミュニティ型のWebサイト」のことを指すなり。「知り合い系サイト」と表現されることもあるなりね。出会い系のような、全く知らない者同士が出会うのを目的としているのではなく、知り合いの知り合いと知り合う機会を作る、というニュアンスだと思ってもらって間違いないと思うなり。

イー・マーキュリーが「mixi」をスタートさせたのは今年3月のこと。社員数人の輪から始まった「mixi」は瞬く間に会員数を増やし、今や10万人以上の人が参加、国内最大級のソーシャルネットワーキングとなったなりね。成功の理由についてはいろいろと語られているなりが、「mixi」内におけるコミュニティが活発だったことや、いち早く日記機能を取り入れたことがウケた大きな要因だと思われるなり。

そして爆発的に会員が増えた「mixi」は、Webサービスでは避けることができないサーバの問題にぶつかるなり。「mixi」は無料で運営されているため、運営費はすべてイー・マーキュリーが負担。9月からは広告が入るようになったものの、会員数の増加にサーバ増強が追いつかなくなってしまったようで、最近はメンテナンスが増えたり、なかなかログインできない状態が続いたりしていたなりね。そのため、冒頭の機能制限を導入し、サーバへの負荷を減らそうという試みが実施される、というわけなり。

機能制限の内容は、いろいろな機能に上限を設けるというもの。
・マイミクシィ数→1,000まで
・日記コメント数→200まで
・トピック書き込み数→1,000まで
・参加可能コミュニティ数→1,000まで
・管理可能コミュニティ数→100まで

これに対しての会員からの反応はさまざまなりが、概ね「サーバ負荷軽減のためなら仕方なし」といった反応の様子。無料サービスで、サーバの問題が絡むと難しいなりよね。運営側が赤字を垂れ流して運営を続ける苦労も分かるし、ユーザー側の「不便になる」という気持ちも分かるし。まあ最終的にはユーザー側が折れてあげないと可哀想なりが。

今後は一部機能を有料化するという噂もあるし、ヘビーに「mixi」を使いたい人は月額料金を払って利用するかたちに徐々に移行していけば良いと思うなりよ。全会員を一気に有料化されるのは少々厳しい気もするなりが、オプション機能の提供ということで有料化していくのはアリかな、と。

せっかく10万人にまで膨れあがったこのサービス。会員の声をうまく取り入れながら、収益の出るかたちで末永くサービスを提供していって欲しいなりね。

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