ツーカー、液晶なしの通話専用端末を発表。

2004/10/18 17:53 Written by コ○助

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機能を削ぎ落とし、その分各種料金を低く設定する「シンプルケータイ」を標榜するツーカーなりが、同じKDDIグループで多機能、多サービス展開をするauとの棲み分けがキッチリと出来ている強みから、かなり大胆な、割り切ったサービスを提供しているなりよね。中高年層を中心に「メールは要らない」「通話さえできれば良い」というニーズは依然高いものがあるし、ツーカーは上手いこと生きる道を見つけているように思うなり。

そんなツーカーの新機種「ツーカーS」は、これまで以上に大胆にシンプルさを追求した端末。今の時代、最低限の機能として誰もが疑わない液晶画面を取り去り、単純に通話の発着信にだけに特化した端末となっているなり。液晶画面が無いので、当然電話帳や発着信履歴などを表示する機能もなし。電波状態やバッテリー残量などはLEDの点滅具合で表示するというなり。凄いシンプルさなりね(笑)。

「ツーカーS」のコンセプトは、「説明書がいらないくらいカンタンなケータイ」。かつて家庭用電話が黒電話だった頃のような、簡単な操作で子どもから高齢者まで誰でも使える携帯電話を目指したというなり。驚くのは、コンセプトだけでなく本当に説明書が同梱されていないこと。確かに電源スイッチは大きなスライド式のボタンで分かりやすいし、「通話」と「切」と数字ボタンしか無いので、何も考える必要は無いなりが……(笑)。

機能を絞ったとはいえ、例えば大口径のスピーカーを採用し、相手の音声を聞き取りやすくする工夫がされているほか、大容量バッテリーを搭載することで待ち受けだけなら約1か月間充電不要という持続時間を実現、使い勝手を向上させているなりね。

電話帳の登録作業に伴う文字入力のところでつまずいてしまう高齢者も多いだけに、こういった割り切った端末も悪くないなりね。コ○助の祖父母も携帯電話を持っているなりが、自分で電話帳登録やメールができるわけでもなく、端末の機能を全く使い切れていない現状を目の当たりにすると、これくらいシンプルなほうが使う側も安心して使えるのかもしれないなぁ、と正直思うなりよ。そういう意味では、ツーカーの「シンプルケータイ」路線は決して間違ってないのかな、と。

独自の路線を歩むツーカーなりが、これからもどんなシンプルさを追求したサービスを提供してくれるのか、目が離せないなりね。

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