故ダイアナ妃モニュメントに欠陥、一時閉鎖へ。

2004/10/14 04:57 Written by Maki K Wall@駐米特派員

このエントリーをはてなブックマークに追加


英国のハイド・パークと言えば、ロンドンの中心部に位置する王立公園です。その広さは160万平方メートルですが西側のケンジントン・ガーデンとは繋がった構造になっているので、一緒くたにすると何と270平方メートルの広さを誇っています。お約束で東京ドームと比べてみるとその何と60倍。ロンドンも地価が高いのに、これだけの公園をキープ出来るってスゴイ。

さてこのハイド・パークに最近新しい名所が出来たとか。去る6月にイギリスの、エリザベス女王がオープンセレモニーに立会い公開された、ダイアナ妃記念ファウンテン(泉)です。制作費がなんと7億円。ファウンテンと言うよりは、写真で見る限り「用水路」って感じなんですが…(笑)。

この記念モニュメントを一目見ようと、それこそ世界中から人が集まっているそうなんですが、ちょっと構造上に問題があったらしく公開直後に一時閉鎖されてしまったそうです。なんでも傾斜になっている所で人が転んで怪我をしたとかなんとか…。

で、そのトラブルを解決してめでたく再公開したところ、今度は更なる問題が…。なんでも泉から水が飛び跳ね、そこに隣接した土壌がドロドロ状態になってしまったそうで、またまたこれを修繕するために…。

度重なる不都合に、この設計を担当した建築家、キャスリン・グスタフソンさんはデザイン上の不備を認め謝罪したそうです。が、水が飛び跳ねた理由の一つには、観光客がこのモニュメント近くで走り回ったり、水路に飛び込んだり、さらには犬を洗ったり…といった行為があるようです。死んだ人のモニュメントになんつーことを(汗)。もうちょっとマナーを考えましょうよ、まったく。

今回の修理期間は2〜3週間の予定だそうです。早く直ると良いですね。ダイアナさんも天国で祈っているに違いない。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.