プレーオフ元年、西武がダイエー下しリーグ優勝。

2004/10/12 11:13 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


勝っちゃったなりねぇ……西武のほうが(笑)。恐らく西武ファンも含めて多くの人が「年間勝率2位のチームが日本シリーズに進んで良いのか」という疑問を抱きつつも、西武がダイエーとの白熱したプレーオフを制し、2年ぶり15度の優勝を飾ったなりね。プレーオフのシステムには依然として賛否両論あるなりが、とりあえず西武はリーグ優勝おめでとうございますなり。

西武(年間勝率2位)×日本ハム(同3位)で行われた第1ステージ、ダイエー(同1位)×西武で行われた第2ステージ、振り返ってみれば短期決戦の、「負ければ終わり」的な緊張感に包まれた試合は、どの試合を取っても非常に見応えのあるものだったと思うなり。そういう意味では、プレーオフはシーズンの試合とはまたひと味違った、野球の魅力を感じさせてくれる試合内容が多かったなりよね。投手交代のタイミングや、先発オーダーの組み替えなど、ひとつひとつが勝負の明暗を分ける重要な要素であるということを、改めて痛感させられたなり。

ただ、そんなプレーオフの良さも認めながらも、やはり腑に落ちないのはシーズン成績で2位の西武に4.5ゲーム差を付けて1位となったダイエーが敗れてしまう、というシステム。もちろん、そんなことはプレーオフの導入が決まって以来ずっと懸念されていた問題だし、あくまでもシーズンは勝率を決めるための過程であり、本当の優勝を賭けた争いはプレーオフという方向に移行したことは頭では分かっているものの、どうしても釈然としない人は多いと思うなりよ。今年は敗れたものの、シーズンで1位のダイエーに12ゲーム差も付けられていた日本ハムがプレーオフで勝てばリーグ優勝する可能性もあったわけで、6チームしかないリーグの、半分のチームにシーズン終了後も優勝の可能性が残されているというのはどうなのかなぁ、と考えてしまうなり。まあ、これも慣れの問題なのかもしれないなりが……。

仮にセ・リーグもプレーオフを導入して、両リーグの2位、3位の球団が入り交じった状態でのプレーオフ、という流れになれば、ちょっとワクワク感が増して良いのかも。まあセ・リーグがプレーオフ導入に消極的なので実現は難しいので当面はパ・リーグだけのプレーオフの在り方を考えていかなければならないなりが、まだ今年が導入1年目なりからね。これから徐々に誰もが納得できるようなシステムに改善していければ良いかと。

それにしても、シーズン終盤から、10月になったこの時期まで、パ・リーグの野球が盛り上がっていたのは事実。消化試合が続き、テレビ中継すらパタリとやらなくなってしまったセ・リーグに比べたら、大盛り上がりなりよね。それだけでも、パ・リーグがプレーオフを導入した価値があったのかもしれないなりね。

さて、プレーオフの賛否を巡る議論はひとまず置いておいて、リーグ優勝を果たした西武と中日の日本シリーズを楽しみに待つとするなりか。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.