NYで生まれた「カドル・パーティ」とは。

2004/10/11 11:55 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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何となく孤独に感じる時、人肌が恋しい時、気軽にスキンシップが出来たらなぁ。でも家族も恋人も身近にはいないし…。そんなシングル族の間で、最近流行しているのがNY発祥の "Cuddle Party"(カドル・パーティ)です。

マンハッタンのセントラル・パークに面したアッパー・イースト・サイドは芸術やファッションの中心地。そこにあるアパートの一室で毎週日曜日になると、朝から20人ほどの若者が集まります。床にはブランケットやクッション、ぬいぐるみが置かれており、そこにパジャマ姿になった参加者が所狭しと寝転んで…。そのうちお互いに抱きしめ合うようになるんだとか。抱擁したり、背中を撫で合ったり、時にはキスもありだそう。参加者はもちろん、その日まで会った事もない他人同士なんですが…。ごくっ。

とは言え、このカドル・パーティは性交渉を目的とはしておらず、健全に暖かい抱擁のみを求めている人達のための集まり。このパーティを企画しているリード・ミハルコ氏によると、「大人のための、セクシュアルではないスキンシップやコミュニケーションは、今一番新しい癒し」だそうです。彼は、以前参加したことのあるマッサージパーティからこのアイデアを得たとか。

カドル・パーティに参加する人達は、お互いに不信感を抱かせないために一定のルールを守る義務があるそうです。例えばパジャマは必ず着用すること(途中で脱いだりしないように!)、アルコールは禁止、セックスの誘い・その行為は厳禁、人を抱きしめる時には必ず承諾を得ること…などなど。あくまでプラトニックでいる事が大切。

すでにリピーターも多いと言うこのカドル・パーティ、孤独な現代人に受けるのか、今年の夏からブレイク中。メディアにも取り上げられ、さらに人気だとか。NYのみならず他の都市でも開催されるようになったそうです。

3時間半のパーティの参加費は30ドル。赤の他人と抱擁するのにこの値段は高いか、安いか。皆さんはどう思われますか。

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