名前に使える漢字が2,928字に。

2004/10/10 12:12 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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苺ちゃん、葡萄ちゃん、林檎ちゃん、鴎(「区」の部分は「謳」の右部分で「かもめ」と発音)くん、蟹くん、兎ちゃん、兜くん…。

法務省の一機関、法制審議会の「人名用漢字部会」と言うところが、8月に人名に使える漢字の追加分、488字を決定したそうです。で、先の9月27日から使用可能になったそうで。出生の届け出を出さなければならないのは、子供が生まれてから二週間以内。なので実質、9月14日以降に生まれた赤ちゃんならこの新規追加分の漢字が使用できるそうです。

で、その新しい漢字リストの中には冒頭で書いたようなモノも含まれ、随分名前の選択幅が増えたんだなぁと…。林檎ちゃんかぁ、そういえばグウィネス・パルトローの赤ちゃんの名前は「アップル」だったが(笑)。まあそれは関係ないとして。

ところで、最近の命名は「字画」や「意味」よりも、「発音の響き」を重視する傾向があるそうです。親や祖父母の名前から一字もらって命名するという伝統は、逆に考慮されなくなってきているんだとか。西洋などではお父さんやお母さんの名前をそのまま受け継いで、男性なら「○○○ Jr.(ジュニア)」とかするのが今もって一般的ですが、そういうのは日本では聞きませんねぇ。

その他の命名法としては、流行や有名人にちなんだ名前や、海外でも通用する名前を選ぶ場合も多いそうです。今年はオリンピックの年だから「アテネちゃん」だとか、韓国ドラマの影響で「ソナタちゃん」などを考えている親もいるらしい(笑)。海外で通用すると言えば「えりか」、「なおみ」、「けん」なんかがありますねぇ。

ちなみにウォール家の娘2人は、長女のミドルネームが父方のおばあちゃん、次女のファーストネームが母方のおばあちゃんの名前をそのままもらっております。自分の母親と娘がまったく同じってのも、さっきも書きましたが日本人では珍しい事かと…。さすがに最初は違和感ありましたが、最近じゃ親の名前を怒鳴って娘をしかっても全然気になりません(笑)。

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