青森県住宅供給公社の巨額横領事件で、懲役14年の実刑判決を受け服役中の千田郁司受刑者の「チリ人妻」として一躍有名になったアニータ・アルバラード。千田受刑者が横領した14億円のほとんどがつぎ込まれたと言われるアニータは母国のチリにトンズラし、のうのうと派手な生活を続けていることに怒りを覚える人も多かったと思うなりが、そんなアニータが女優として出演しているチリ映画「ハッスル！」が日本でも16日から公開されるなり。

「あのアニータが出演しているなんて、どうせ低俗な映画に違いない」と思ってしまいそうなりが、この作品は今年のアカデミー賞外国語映画部門にチリ代表作品として出品されたもの（ノミネートはされていない）。つまり、昨年のチリを代表する作品だった言えるわけなりね。まあアニータが出演しているとはいえ、主演というわけではないし、チリでは悪者として扱われているわけではないので、結構まともな作品なのかもしれないなり。

「ハッスル！」はエロス満載のバイオレンスな作品。主人公は4人いて、そのうちの一人の少年が17歳の誕生日を機に童貞を捨てることを決意。そこで登場するのが娼婦役のアニータで、Tバック姿で裸体をさらしているというなり。別にアニータの裸体は見なくても良いなりが（笑）。娼婦役というのが、なんともハマっている感じなりねぇ。

ちなみに、この作品の中で男たちを翻弄させる女性を演じているアントネーリャ・リオスという、チリのテレビ界の人気女優がいるなりが、これがまたエロティックな感じで気になる女優さんなりよ（笑）。10分ごとに裸体のシーンがあるそうなので、男性陣は鼻の下を伸ばしながら観ることになりそうなりね。

アニータが出演しているというのはともかくとして、日本ではめったに公開されないチリ映画。次にチリ映画に出会う機会がいつになるのか分からないだけに、見知らぬ世界を知るという意味でも「ハッスル！」をチェックしてみて下さいなり。