マリナーズのイチロー外野手、年間最多安打の新記録を樹立。

2004/10/02 15:42 Written by コ○助

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10月1日にオークランドで行われたアスレチックス戦で5打数1安打に終わり、1920年にジョージ・シスラー選手が樹立したメジャーリーグの年間最多安打記録「257本」にあと「1本」に迫っていたイチロー選手。舞台を本拠地シアトルのセーフコ・フィールドに移して迎えた2日のレンジャーズ戦、いつも通り「1番・ライト」で先発出場したイチロー選手は第1打席にレフト前ヒットを放ち、いきなりジョージ・シスラー選手に並び、年間安打数「257本」のタイ記録に。そして第2打席にはセンター前ヒットを放ち、年間安打数を「258本」として年間最多安打記録の新記録を樹立したなり。この記録の更新は実に84年ぶりとなったなりね。

新記録達成の瞬間、ファースト塁上のイチロー選手にマリナーズの選手たちがベンチから飛び出し、ボコボコとイチロー選手を祝福していた光景は、感動的なものだったなり。普段、寡黙に、クールな表情を崩さないイチロー選手が満面の笑みでこれに応えている姿がとても印象的だったなりよ。チームメイトと抱き合い、うっすらと目に涙を浮かべているようにも見えたなりね。

その後、イチロー選手はマリナーズが招待したジョージ・シスラー選手の親族のもとへと向かい、固い握手を交わしていたなりよ。これもまた、なかなか感動的な光景。ちなみに、この日スタンドに訪れていたのは長女のフランシス・ドラックルマンさん(81)や孫のウィリアム・ドラックルマンさんら計5人。試合中に、プレーを止めてこういった演出をするのは、さすがメジャーだなぁ、という感じなりね。スタンドからはイチローコールがわき起こり、最近涙もろいコ○助もちょっとホロリと来てしまったなり(笑)。

とかく「内野安打が多いので、この記録の価値は低い」とか、「ジョージ・シスラー選手の時代とは試合数が違う」といったイチロー選手の記録に批判的な声があるのは確かなりが、内野安打が多いのはプレースタイルが違うだけだし、試合数が昔より増えていても、これまで84年間も更新されなかったことを考えれば、自ずとどれだけ素晴らしい記録なのかは分かるなりよね。

2日の残り打席と、3日、4日と続く試合で、どこまで記録を伸ばせるか楽しみなりね。とりあえず、新記録の樹立おめでとうございますなり!

☆年間最多安打記録ベスト10
1位 259本 イチロー(マリナーズ) 2004年
2位 257本 ジョージ・シスラー(ブラウンズ) 1920年
3位 254本 レフティ・オドゥール(フィリーズ) 1929年
3位 254本 ビル・テリー(ジャイアンツ) 1930年
5位 253本 アル・シモンズ(アスレチックス) 1925年
6位 250本 ロジャーズ・ホーンズビー(カージナルス) 1922年
6位 250本 チャック・クライン(フBリーズ) 1930年
8位 248本 タイ・カッブ(タイガース) 1911年
9位 246本 ジョージ・シスラー(ブラウンズ) 1922年
10位 242本 イチロー(マリナーズ) 2001年
(※2004年10月2日現在)

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